2006年06月30日
「オール電化」ガチンコセミナー
今日は電気新聞社主催の「オール電化住宅セミナー」で講演をしてきました。
これがおそろしい企画で、生活者の「オール電化」の評価を私が講演した後、東京電力の部長が「オール電化」の浸透戦略について、東京ガスの部長が「オール電化」の浸透阻止戦略について講演するという構成になっていました。ガチンコ勝負ってヤツですな。私はその露払い役。
番組構成は以下の通りでした。
第一部 「「オール電化住宅」のヒット要因を斬る!」
株式会社サーチライト 代表取締役社長 志村和明(わたし)
第二部 「オール電化住宅の普及状況とその施策について」
東京電力株式会社 販売営業本部営業部 部長
第三部 「家庭用分野の営業の取り組み~電化対抗への取り組み~」
東京ガス株式会社 ホームサービス本部ホームサービス企画部 部長
おそろしいでしょ?
受講者は100人近くも。しかも一人2万円以上するのにあっという間に埋まったらしいです。ほとんど、電気、ガス関係者。前門の虎、後門の狼とはこのことか?(^-^)
私のネタは、お得意の「調査解説」ネタから入って、「未来の生活者革命」「生きがいマーケティング」系など大きな話をしたあと、村山さんのヒット解読法を使って「オール電化住宅のヒット要因解読」をするという構成。結構ウケましたですよ。北海道電力の部長さんからは、北海道に来てくださいとお誘いをいただいたし、講演者の東京ガスの部長さんからも声を掛けていただきました。
今度東京電力の営業用定期機関誌である『電化上手』にも出演するし、私はこの分野では結構名が売れてきたので、そろそろもっと儲けられるような取り組みをしないといかんですね~!
ということで、今期最後のお仕事は、なかなか面白い仕事で締めくくりました、とさ(^-^)
追記1)
講演中に「web2.0知らない人手を挙げてください」って聞いたら、一斉に手が上がってびっくらこきました。大よそ2/3もの人が聞いたことないって。電力とかガスを扱っている人にはあんまり関係ないのね・・・(ホントに大丈夫か?)。
追記2)
R社Sさんの今日のブログに、
「顧客の役員と打ち合わせ。ちょっと面白い話になるかもしれない。(S社のS社長、お金持ちマーケティングがお客さんのお金でできそうですよ。)」
という記事があった。S社のS社長はもちろん私。これすげー楽しみ~♪です!
追記3)
さっきR社A誌の独身女性編集長から電話アリ。またヤリたいから来週来て~!という。どうするオレ?(アホ)
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「反射」v.s.「思考」
住む世界が違う人同志の「共通感覚」の差異を、養老孟司氏は「バカの壁」と表現しました。
村山さんは、いま「反射」v.s.「思考」の「バカの壁」をみているようです。
http://ameblo.jp/muraryo/entry-10014167925.html
「反射」側で活躍されている方は、なるべく「思考」側には来ないほうがいいかもしれないですね。「思考」側から「反射」側への移動はあまり問題ないんですけど、その逆はかなりツライと思います。
「反射」側で活躍されている方は、「反射」的な頭の良さに相当プライドをお持ちなんですけど、「思考」側に来るとほとんどそれが役に立たず、逆に足枷になるんです。「反射」側の能力が高ければ高いほど、「思考」側では「バカ」度合いが高まるというパラドクス。ここに気がつかなきゃいけない。「思考」側では、「アホ」こそサイコーの褒め言葉ですが、「バカ」は徹底して蔑まれる。「バカ」は「アホ」にはなかなかなれない。だからとてもツライのです。
この「バカの壁」から抜け出すためには、自分が「バカ」であることをまず徹底して自覚して、「アホ」の最高峰を目指すこと。これにつきます。
がんばってね、「反射」側の人たち!
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お仕事中止
私の平均起床時間4時。
ケンが来襲する平均時間帯4時半~5時。名づけて「じゃま~ケン」。
原稿を一発で消してくれたり、ワケわからん文字を沢山インプットしてくれたり、変換モードを切り替えてくれたりと、とても助かります(涙。
現在4時半過ぎ。今日も「じゃま~ケン」来襲によりお仕事中止中~(^-^)

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サーチライト初決算
本日6月30日で、サーチライトの第一期が終了です。
とにかく何とか1回目の決算を迎えることができました(ホッ。
おかげさまで1年目から利益が出せたので、大きな企業に比べればホントにちょびっとではありますが、お国にお金(税金)を納めることもできます。少しは社会の役に立っているのかな?
そんな中、人間ドックの2週後報告が届いて少しショックを受けています。また悪い結果が出て、精密検査をする必要があるみたいです。だんだん体にも変調が出て、当たり前のことながら、命が刻々と短くなっていることを実感します。
あとせいぜい30~40年。いやもっと短いかもしれない。
第何期まで会社が存続するのか?また第何期まで私がいるのか?わかりませんが、とにかく精一杯頑張ろうと思います。
第一期にお世話になった皆さま、ありがとうございました。
今後とも精進致しますので、何卒よろしくお願い申し上げます<(__)>。
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2006年06月29日
ユキ帰還
ユキが避妊手術から帰還しました。
おなかが痛々しい。。。
予後はとても順調です。


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国民生活基礎調査
「大変苦しい」23%→4世帯に1世帯
「大変」ですよ「た・い・へ・ん」。涙・涙・涙(マジメに、さ)
読者の皆さん、リアリティありますか?リアリティ持たないといけませんね。
実際ものすごくどんよりする調査結果ですが、私にとってはリサーチャー、マーケター、研究者、事業家として「大変」気の引き締まる結果でありました。
<国民生活基礎調査>生活「苦しい」56% 厚労省
厚生労働省は28日、05年の国民生活基礎調査結果を公表した。生活を「苦しい」と答えた世帯は56.2%に達し、過去最高を更新した。1世帯当たりの平均所得額(04年)は580万4000円。95年の659万6000円から12%減少し、低所得層ほど減少率が目立つなど格差の拡大傾向をうかがわせた。
同調査は昨年6~7月、全国4万5001世帯(所得調査は7038世帯)から回答を得た。
いまの生活を「大変苦しい」と答えた世帯は23%。「やや苦しい」の33.2%を加えた「苦しい」は56.2%で、前年より0.3ポイント増えた。調査開始時の86年より15.3ポイント増え、00年の50.7%より5.5ポイント多い。「児童のいる世帯」では「苦しい」が60.1%に上った。
平均所得額の10年間での減少を所得階層別(5区分)でみると、最も所得の低い層(平均123万9000円)の下げ幅は24%減だったのに対し、最も高い層(同1295万1000円)は9%減にとどまった。
また、調査結果から推計した総世帯数は4704万3000世帯で、うち「児童のいる世帯」は1236万世帯(26.3%)。86年の1736万4000世帯(46.2%)から大幅に低下した。平均児童数も1.72人で、86年の1.83人より0.11人減った。一方、65歳以上の人がいる世帯は39.4%の1853万2000世帯で86年に比べ倍増。うち独居は406万9000世帯だった。
Posted by simfarm at 07:52 | Comments (0) | Track Back (0)
シェアソース
独立・会社設立する際に、まず大事なことって何でしょう?
ビジネスモデル、収益モデル、技術力、資金力、・・・・
経営要素が全部列挙されてしまいますね(^-^)。
村山さんに教えていただいたのですが、まずは「シェアソース」なんだそうです。
お客様がいること。もしくはお客様がはっきり見えること、サイフから喜んでお金を出してくれるお客様の姿が容易に想像できること。
これは立ち上げてみてホントに実感するところです。
お客様がはっきりと見えないで事業を立ち上げるなんて、恐ろしくて私にはとても出来ない。それは狂気です。成功されている事業家にはそういうタイプも多々いらっしゃいますが、それは累々とした屍の中の数少ない生き残りだと考えるべきです。
何しろ、お客様がいること。
立ち上げてすぐに何かを買ってくれるお客様がいて、次の月にはわずかであっても「入金」があること。
ちゃんと毎月諸経費よりもわずかでも上回る売上があること。
こうして、会社は回っていきます。
これは、マーケティングの大命題である「顧客の創造」なんて大儀な言葉を持ち出すまでもないことです。
今後独立される方、もしくは独立したけどうまくいかない方。あなたの会社の「シェアソース」について、じっくり考えてみることをオススメします。
私は幸いなことに「シェアソース」には大変恵まれています。
世界的にみても大変優良な「お客様」ではないかと思います。
Posted by simfarm at 04:31 | Comments (0) | Track Back (0)
2006年06月28日
サーチライト社内ブログ本日から公開!
やっとこさ社内ブログが動き出しました。
取締役Iさんの
「身辺雑記」
http://www.searchlight.co.jp/boko/
ブログの色:緑
執行役員(現時点)Yさんの
「神楽坂 食日記」
http://www.searchlight.co.jp/ayu/
ブログの色:橙
従業員Sさんの
「新米マーケティングリサーチャーの日々是精進」
http://www.searchlight.co.jp/marion/
ブログの色:水色
そんで、私の
「神楽坂サーチライトCEO通信」
http://www.searchlight.co.jp/simfarm/
ブログの色:赤
ひつまぶし、もといひまつぶしにどうぞ!
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「検索行動リサーチ」ってオモロイ!
アイレップ、クロス・マーケティング
「インターネットユーザの検索行動調査」
http://www.sem-irep.jp/info/20060626.pdf
がリリースされています。
リリース元がまとめたこの調査のサマリーは以下の通り。
①ウェブ検索に次ぐ検索手段として、ローカル検索が急速に普及している。
②ローカル検索は、ビジネスシーンよりもプライベートシーンで利用されている。
③ブログ検索を週1回以上利用するのは、インターネットユーザの1割程度。
④検索結果の「タイトル」からクリックするサイト、「説明文」からクリックしないサイトを決める傾向がある。
私がレジュメを見て、パーセプションが変わったこと。
インターネットヘビー利用者が調査対象だったとしても、結構オドロキ~♪ってことを列挙します。
①「イメージ検索」をよく利用する人が1/4もいる!
②「ブログ検索」のよく利用する人は1/6。「イメージ検索」よりも少ないのは意外
③検索結果に表示される項目でクリックへの寄与が高いのは
日本:「タイトル」>「説明文」
アメリカ:「説明文」>「タイトル」
キャッチやシンプルメッセージの開発がすんごく大事だってことですよね。日本だと。
前から思っていたことではありますが、いくらIT化とかデジタル化とか言ってても、結局コミュニケーションは「日本語」という言葉。テキストコミュニケーションが昔の数倍、数十倍になっている現在(そして未来も)「日本語力」がとにかく大事なんですよね~。
>Mさんへ
昨日飲み会の席で出ていた「ネットワーク」系の研究なんですが、こういう単純な調査をチョコチョコやりながらリリースをして、世の中の関心や有志を集めていくって手もありますね。内輪の研究だけじゃなくて。
Posted by simfarm at 08:36 | Comments (2) | Track Back (0)
2006年06月27日
yorimo会員募集中!
読売新聞のプレミアムサービス「yorimo」(ヨリモ)
https://yorimo.yomiuri.co.jp/ep/home.do?tabId=0
もう会員になった方、もしくはこれからなろうと思っている方はぜひご連絡ください!
なぜ会員になったのか?会員になって何をしたいのか?
など、事細かにお聞きしたいと存じます。
謝礼ははずみますので、ぜひお話をお聞かせください。
私には、何でこんな価値のないものを世の中に出すのか不思議でしょうがありませんので。。。
Posted by simfarm at 22:59 | Comments (0) | Track Back (0)
パーセプション(知覚)を変える
コンセプト定義ネタを続けます。
村山さんのコンセプト定義の中で最も重要なのは、「パーセプション(知覚)を変える」ということです。サラッとわかったようなつもりになっちゃダメです、ここは。
「パーセプション(知覚)を変える」
「パーセプション(知覚)を変える」
「パーセプション(知覚)を変える」
「パーセプション(知覚)を変える」
「パーセプション(知覚)を変える」
「パーセプション(知覚)を変える」
「パーセプション(知覚)を変える」
「南無妙法蓮華経」よろしく(我が家は日蓮宗w)、7回お題目をとなえて潜在意識に植えつけましょう。
自分の意識的な活動のうち、自分に対しても、関係する人々に対しても、どれほどこの「パーセプション(知覚)を変える」ということに時間やパワーを費やしているか、想像してみてください。
人の活動の大部分はそのために行われているといっても過言ではないのです。
ちょっとした「ヘー!」やちょっとしたボケのおかしさからはじまり、感動の「涙・涙・涙」まで、全て「パーセプション(知覚)を変える」ということであります。
大事なのは、どれだけ大きな、パーセプション(知覚)、認識、常識のギャップ(ズレ)を作れるかということです。
そうするためには、方法はそれほど多くありません。
①思いもしなかった遠い組み合わせをつくる
②常識を木っ端微塵にする
③不確かな常識を徹底的に肯定する(これも実は同じベクトル方向の延長線上にパーセプションが変わるのです。「やっぱりそうだったか!」と)
私が仕事上で意識するのはそんなもんです。
上の3つはどれも「そりゃ面白いね!」って思いませんか?
この3つを意識しながら、私も日々仕事をし、家庭生活を送り、余暇を過ごしています。
今日言いたかったのは、「パーセプション(知覚)を変える」というのは、かくも日常的なものだということです。
そもそも「コンセプト」というものからして、実に日常的なものなのですが、その話はまた後日。
Posted by simfarm at 14:39 | Comments (0) | Track Back (0)
一流は一流を知る
先日エントリーした「マーケティングコンセプト」(http://www.searchlight.co.jp/simfarm/2006/06/post_11.html)に、今日アウラさんから以下のようなコメントをいただきました。
「コンセプトをこのようにダイナミックに表現できるとはおもっていませんでした。脱帽です。
この表現は、言語が生まれる過程とそっくりですな。
ホントにまいりました。」
その表現とは村山涼一氏の
「消費者のウォンツをするどくインサイトし、
そのウォンツを形態として表出化する。
その過程で消費者のパーセプション(知覚)を変化させ、
気づきを起こさせるものである。」
です。
ちなみにアウラさんは、その名を聞けばわかる人はすぐわかるのですが、マーケティングリサーチ業界では知らない人がいないほどの大家なのです。
私は記事中に、
「この定義が腹の底から理解できたら、その時点でマーケターとして一人で食っていけるレベルといえます。それくらい奥の深い定義です。」
と書いたのですが、わかっていただけましたか?
一流のマーケターがこれほどの賞賛をする村山さんの「コンセプトの定義」。ぜひもう一度じっくりと解読してみてください。よく読むと分かると思いますが、これは全ての「仕事」に通じる汎用性を持っているのです。
Posted by simfarm at 00:41 | Comments (0) | Track Back (0)
2006年06月26日
ブログクチコミサーチ by kizasi
「ブログクチコミサーチ by kizasi」の有償版使えますよ~(^-^)
例えば、
「オール電化 or Switch! or Switch」
v.s.「ガスパッチョ or ガス・パッ・チョ! or ガス・パッ・チョ」
で月単位分析をしてみると、以下のような結果が出てきます。

もう、こりゃ東京電力の圧勝。
東京ガスは妻夫木&織田信長、フレミング、千利休、小野妹子連合軍の健闘むなしく、ほとんど話題になってないですな。
これまでの無償版では、週間の推移しか見られなかったし、データのダウンロードもできませんでした。
有償版では、月間の推移もわかるし、データのダウンロードも可能。そのデータは関連ワードが全品詞、名詞、形容詞、動詞別にランキング30位まであって、かつそれぞれのワードの関連度もわかります。
5万円もしないので、マーケ会社はともかく、マーケ関連部署にも一つ入れておくと、かな~り使えますよ(^-^)。
Posted by simfarm at 08:04 | Comments (1) | Track Back (0)
覚醒

うつらうつら、TBS情熱大陸の奈良美智を視ていた。
うつらうつら夢うつつであったためかもしれないが、どうやら何かが私の潜在意識に入り込んだらしい。
「お前、道を究(極)めてないな?」
「いま何かを究(極)めようとして、何かに取り組んでいないな?」
「そろそろ何かを究(極)めるために何かに取り組まないと、何もしないまま死んじゃうぞ?いいのか?」
おっと、、、
だんだん焦ってきた。
だんだん気分がよくなってきた。
だんだん吐き気がしてきた。
だんだんドキドキしてきた。
だんだん不安になってきた。
だんだん頭が冴えてきた。
だんだん汗が出てきた。
だんだん呼吸が深くなってきた。
そう、この感覚を待っていたよ。
さて、私は何を究(極)めよう?
あなたは、何を究(極)めるために生まれてきましたか?
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2006年06月25日
マーケティングコンセプト
村山理論における「コンセプト」の定義です。
「消費者のウォンツをするどくインサイトし、
そのウォンツを形態として表出化する。
その過程で消費者のパーセプション(知覚)を変化させ、
気づきを起こさせるものである。」
これ、すごく練りこまれた決定版的な定義ですが、皆さんには理解できますか?
単語一つ一つからして初めて聞くものがあるかもしれませんね。解説はしませんので、調べてみてください。この定義が腹の底から理解できたら、その時点でマーケターとして一人で食っていけるレベルといえます。それくらい奥の深い定義です。
プロフェッショナルは、「基礎」にこだわります。
複雑な理論や方法論以上に、基本的な定義などを大事にします。
以下に「マーティング」の定義を紹介します。様々な定義がありますね。それぞれがどんなところに軸足を置いているのか?そんな視点で読んでみてください。全ての定義が腹の底から理解できるようでしたら、あなたは既に「マーケティングマスター」といえます。世のプロのコンサルタントやマーケターでも、どれくらいの人がこれらの定義をしっかりと理解しているのやら???
■アメリカ・マーケティング協会
(1955年)
マーケティングとは、生産者から消費者、あるいはユーザーへ、財やサービスの流れを方向づけるビジネス活動の遂行である。
(1985年:変更)
マーケティングとは、個人および組織の目標を満足させる交換を創造するために、アイデア、財、サービスについて、コンセプトづくり、価格設定、プロモーション、流通を計画し、実行する過程である。
■日本マーケティング協会(1990年)
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合活動である。
■世界マーケティング協会(1999年)
Marketing is the core business philosophy which directs the processes of identifying and fulfilling the needs of individuals and organizations through exchanges which create the greatest possible value for all parties to the exchange.
マーケティングとは、ビジネスにおいて中核となる考え方(=philosophy)である。それは、すべての人(=party)にとって最高の価値を創り出す「交換(=exchange)」を通して、個々人や組織のニーズを認識し、満足させるための過程(=process)を導きだすものである。
■P.コトラー
個人や集団が製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズや欲求を満たす社会的、管理的プロセスである
■P.F.ドラッカー
マーケティングの目標は販売を不要にすることである
■T.レビット
すべての企業はその成長、存続をはかるためには、顧客を獲得し、維持していかなければならないのであるが、その顧客の獲得・維持は単に販売活動、つまりセリングを行うことではない。それはマーケティングを行うことである。マーケティングとセリングは天文学と占星術、あるいはチェスと将棋のように似て非なるものである
■日下公人
経済学は伝統的に需要をひとまとめにし、全体として、“最大多数の最大幸福”を考えてきた。しかしマーケティングは市場を分割し、個々の特定市場へ個別に適合していくことを考えた点で革命的だ
■坂本啓一
マーケティングとは、伝えたい価値を正しく伝えることである。マーケティング活動とは、価値伝達のためのメッセージを、生活者・顧客と受発信することである。注意して欲しいのは「受発信」という点だ。一方的にメッセージを送るだけでは駄目で、きちんと対話しなければならない。21世紀のマーケティングは、対話そのものなのだ。
また、マーケティングは
・楽しい
・ものの見方・考え方である
・毎日使うものである(自分の肌感覚こそが大事)
・発見である
そして、「マーケティング」のコンセプトとは?
●顧客を満足させるためのお膳立て
売り込もうとするのではなく、売れていくようにすること(柔道)
●顧客を知ることから始まる
万物流転。日々顧客は変化している。調査は必須。ただし、安易な調査は百害あって一利なし。
●顧客の立場に立つ
前述の定義に共通しているのは、買い手(顧客)の立場にスタンスを置いていること。
簡単そうで実はできない。このセンスやリテラシーがまさにマーケターのキモとなる。
くらたまなぶ氏のいう「ヒットの極意はいかにターゲットとする顧客に憑依できるか?」
●+かゆいところに手が届く
これまでのマーケティングでは、前者の3つが主要コンセプトだった。かつては「ニーズ先導かシーズ先導か」という議論がなされたが、あまり意味がなくなった。今の消費者は「何が欲しいのかよく分からない」。「言葉にならない」不満や「かゆいところに届かない」もどかしさを読み取り、提案し掘り起こすことが必要になってきた。
「こんなん出来ちゃったけどどう?」と、どんどん作って、「どうですか?」と聞いてみるのも大事。
花王は「心のヒダまで探る」ことで有名になっているが、実は後者だったりする(ヒットの裏に屍の山)。
●競争志向
マーケティングのルーツは「勝つ」こと。厳密には「勝つ仕組みを作る」こと。
定義上、明記しているのは日本マーケティング協会のみ
といったところですな。
さて、上記のコンセプトは、
「消費者のウォンツをするどくインサイトし、
そのウォンツを形態として表出化する。
その過程で消費者のパーセプション(知覚)を変化させ、
気づきを起こさせるものである。」
に合致しているでしょうか?(^-^)
Posted by simfarm at 07:26 | Comments (2) | Track Back (0)
2006年06月24日
賢妻

わかってます。決して、「40歳のあ●●」などとは人様に申しません(やべっ!)。
壁にぶつけたぼたもちのような妻ではありますが、以後よろしくお願い申し上げます。(特定セグメント層においてはバカウケ)
RAW現像していたらエラーで面白い画像が生成されたので、掲載してみました。
当人よりクレーム入り次第、削除します(期間限定w)。
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2006年06月22日
村山涼一さんのプレゼン
師匠村山涼一さんとのコラボ仕事の今Qの大団円。
今日はR社のプロジェクトで、村山さんからコンセプト設計案をプレゼンしていただきました。
時間はわずか45分。
コンセプト提案の前に、村山理論の講義つき。
まず村山理論を理解してもらった上で、本プロジェクトのコンセプト案の提案を行うというプレゼン内容でした。
これABSなら数日コースの内容かもしれません。
しかし、本プロジェクトの「生徒」は恐ろしく優秀。
プロジェクトリーダーのSさんはビジネスの天才。メンバーのIさんはこれからR社を背負って立つ逸足。あと外資系コンサルの雄であるB社の著名パートナーS氏を含む4名。
ものすごいスピードで、45分きっちりでプレ終了。それはもうすばらしいプレでした!
ABSの生徒のレベルだと、ほとんどの人が理解できないレベルかも(ホントに)。しかしそれは日本の英才連。全員バッチリ理解し共感してくださいました。
特にリーダーのSさんとB社のパートナーSさんはよ~く理解してくださり、賞賛してくださいました。流石です!(^-^)
「先生」もすごいけど、「生徒」もすごかった。
いいものを見せていただきました<(__)>。
一桁違う収入を得るためには何が必要なのか、村山さんやR社Sさん、B社のパートナーのSさんなどと、リアルにコラボをさせていただくとよくわかりますね。様々な要素において、私とは数段の差があるのです。
私は、これからその差をなるべく縮めるべく、精進しなきゃな~と思うのです。
さて、このプロジェクト、いよいよ次のステージに進みます。これからすげー楽しみです(^-^)。
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ニャビンソン大集合
気分転換に自宅のある千石にてネコ撮影散歩に出かけました。
妻が以前から見つけていたニャビンソン3人組が、妻の呼びかけでちゃんと顔を出してくれて、見事に撮影成功!
▼ニャビンソン01(門扉の隙間から撮影)

▼ニャビンソン02(ニャビンソン01と同じ家に住みついています)

▼ニャビンソン03(ニャーと呼びかけたら出てきてポーズをとってくれました)

▼我が家のニャビンソン「チビ」。自堕落な毎日を送っております(^-^;)

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2006年06月21日
「情報が人間を熱くする」
これリクルートに入社した当時(1988年)のリクルートのキャッチフレーズです。
いまだに大好きなフレーズで、私の仕事人生の原点のような気がしています。
・・・
はて?唐突ですが「情報」って何でしょう?
あなたは考えたことありますか?
考えたことがない人は、すみませんが、ご自分の知的好奇心を疑ってください。
普通のインテリジェンスをお持ちなら、
「あれ?普通に耳にしているし、言葉にしているけど、そもそも“情報”って何だっけ?」
と思うものです。
だって、「情報」という言葉は非常に定義が難しくかつとっても重要な言葉です。どんなインテリでも、絶対に引っかかる言葉。すんなりとは使えないはずの言葉なのです。
少しでも自分にインテリジェンスがあると思うなら、あなたは絶対に「何?」って思わなくてはいけない。
このようないつか必ず引っかかる言葉は沢山あります。
「幸せ」って何だっけ?「信頼」って何だっけ?「知識」って何だっけ?「感動」って何だっけ?・・・・
「web2.0」って何だっけ?(笑)
このような世界の成り立ちや人間の根底にまで好奇心を持った経験のない人は、これからのビジネス社会では必要なくなるでしょう。今のように目標自体を探し出すことが求められるとき、人生を深く考える習慣を持たない人は何もできないでフリーズするしかない。既成概念を打ち破る新製品・新サービス・新事業を生み出すことなど到底できないのです。
あなたの知的好奇心は大丈夫???
「情報」については、私は関沢英彦氏(元博報堂生活総合研究所所長)の定義した
「物質とエネルギーのありようを指し示すもの」
という言葉が一番ピンときます。
あとこれも分かりやすい。
「情報とは知識の断片のような実体ではなく、関係概念であり、人間のみならず生物にとっての意味作用」(西垣通氏)
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2006年06月20日
リクルートのweb2.0
一時期は、IT雀の間では、Googleにつぶされる会社の筆頭としてあがっていたリクルート。
ビジネスを知らん輩にはそう見えたんでしょうな~。
どっこい、リクルートさんは金は余りまくってるし、web2.0でいろいろ遊んでおられますよ(^-^)。
「リクルート、「じゃらん Web サービス」で WebAPI を拡充」
http://japan.internet.com/wmnews/20060620/4.html?rss
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2006年06月19日
Sさんの「web2.0」論
私のクライアントであるR社のSさんが、ご自身のブログで、「web2.0」について事実の整理とご自身の考えを2回にわけて紹介されています。
大変素晴らしい記事で、私のとらえている「web2.0」の概念にも近く、かつ大変広くかつ深い考察を展開されています。
本来ならば、そのブログ記事のアドレスにとんでもらえばいいのですが、Sさんのブログは関係者限定でリンクが張れない。とはいえ、ぜひ私の知り合いの方々にはご一読していただきたいので、無断で転載させていただくことにしました(事後承諾です。すみませんw)。
Sさんは技術もわかるし、何よりビジネスの天才です。
基本的な知識からかなり突っ込んだ考察まで、現在出ている「web2.0」についての論文の中では、ネットや書籍を含めて最高水準にあると思います。相当長いですが、ぜひご一読してみてください。一気に『web2.0』の達人になれます。
ここから↓
『WEB2.0についての基本的理解(前編)』
そのそもこの論文が掲載されている「WEB2.0への道」には、
内容は、「現在のインターネットサービスにおける技術的なベストプラクティカル」を整理し、まとめただけだという見方もできる。
と紹介されているし、
共感や批判を始め、さまざまな受けとめられ方がされ、「WEB2.0」という言葉だけがひとり歩きしてしまった感があった。
とも書かれている。オライリー氏本人も、論文の冒頭で
Web 2.0というミームはすっかり広まってしまい、この言葉の真の意味を理解せずに、単なるマーケティング用語として乱用する企業が増えているからだ。しかも、こうした流行語好きの新興企業の多くがWeb 2.0とは到底呼べないのに対し、われわれがWeb 2.0の例として名前を挙げたNapsterやBitTorrentは、厳密にはウェブアプリケーションですらない!)。
と述べている。
そして、僕はWEB2.0を理解するうえで2つの側面を理解することが重要だと思う。
ひとつは社会的な価値の拡大、変化という側面。すなわちWEB1.0時代には特定の人たち・企業のみが知識・智恵を発信していたのに対し、WEB2.0時代には、膨大な人数のブロガーを中心にこれまでインターネットの世界に流し込めなかった知識・智恵が流れ込むようになり、それらが有機的に構造化された状態で蓄積されていくことで、人類の智恵のレベルが飛躍的に上がっていくという流れだ。実際、ありとあらゆる知識・智恵がパソコンの前にいるだけで手に入るというものすごい時代になりつつある。(オライリー氏はこれを「Web 2.0の本質が、集合知を利用して、ウェブを地球規模の脳に変えることだとすれば」と表現している。これは既に概念ではなく素敵なビジョンだ。)
もう一つの側面は、ビジネスにそれがどのような影響を及ぼすか、という側面だ。社会の変化がビジネスに大きな変化をもたらすのは事実だが、社会が変化しても変わらないビジネス構造も多くある。
社会の変化とビジネスの変化が直結的な関係だと捉えるか、社会の変化とビジネスの変化は緩やかな関係性だと捉えるのかによって、WEB2.0に対する姿勢は随分異なる。多くのベンチャー系WEB2.0論客は前者の立場をとっているようだが、僕は後者の立場に立つ。
さて、
ティム・オライリーの「What IS Web 2.0」の日本語訳( http://japan.cnet.com/column/web20/story/0,2000055933,20090424-6,00.htm )から抜粋したWEB2.0の7つの原則は、以下のようなもの。(ちなみに原文は http://www.oreillynet.com/pub/a/oreilly/tim/news/2005/09/30/what-is-web-20.html )
1.パッケージソフトウェアではなく、費用効率が高く、拡張性のあるサービスを提供する。
2.独自性があり、同じものを作ることが難しいデータソースをコントロールする。このデータソースは利用者が増えるほど、充実していくものでなければならない。
3.ユーザーを信頼し、共同開発者として扱う。
4.集合知を利用する。
5.カスタマーセルフサービスを通して、ロングテールを取り込む。
6.単一デバイスの枠を超えたソフトウェアを提供する。
7.軽量なユーザーインターフェース、軽量な開発モデル、そして軽量なビジネスモデルを採用する。
「Web 2.0」を自認する企業を見かけたときは、その企業が上記の項目を満たしているかどうかを観察してみるといいだろう。当てはまるものが多いほど、その企業はWeb 2.0企業と呼ぶにふさわしい。しかし、特定の分野で突出した能力を示していることは、7つのすべてを少しずつ満たしているよりも、その企業がWeb 2.0的であることを示している場合があることを忘れないでほしい。
これらはオライリー氏が「われわれがWeb 2.0企業のコアコンピタンスと考えているもの」と前置きしている。
さらに、論文の最後に書かれているこの7項目以外に論文の最後のコラムでは別のまとめ方がされている。
Web 2.0のデザインパターン
1.ロングテール
インターネットの過半数を占めているのは小規模なサイトだ。小さなニッチが、インターネットで実現可能なアプリケーションの大半を占めている。したがって:ユーザーセルフサービスとアルゴリズムによるデータ管理を導入し、ウェブ全体――中心部だけでなく周辺部、頭だけでなく長い尾(ロングテール)の先にもサービスを提供しよう。
2.データは次世代の「インテル・インサイド」
データ志向のアプリケーションが増えている。したがって:独自性が高く、同じものを作ることが難しいデータソースを所有することで、競争優位を獲得しよう。
3.ユーザーによる付加価値創造
競争力のあるインターネットアプリケーションを構築できるかどうかは、企業が提供するデータに、ユーザーがどの程度データを加えられるかによって決まる。したがって:「参加のアーキテクチャ」をソフトウェア開発に限定するのはやめよう。ユーザーが無意識に、または意識的にアプリケーションに価値を加えられるようにしよう。
4.ネットワーク効果を促す初期設定
自分の時間を割いてまで、企業のアプリケーションの価値を高めてやろうというユーザーは少ない。したがって:ユーザーがアプリケーションを使うことによって、副次的にユーザーのデータも集まるような仕組みを作ろう。
5.一部権利保有
知的財産の保護は再利用を制限し、実験的な試みを妨げる。したがって:広範に採用されることでメリットが生じるものは、利用を制限せず、採用障壁を低くしよう。既存の標準に準拠し、制限事項を最小限に抑えたライセンスを提供しよう。「ハッキング可能」で「リミックス可能」な設計を心がけよう。
6.永久にベータ版
デバイスとプログラムがインターネットに接続されている今日では、アプリケーションはもはやモノではなく、間断なく提供されるサービスである。したがって:新機能はリリースという形でまとめて提供するのではなく、通常のユーザー経験の一部として、日常的に提供していこう。サービスを提供する際は、ユーザーをリアルタイムのテスターと位置付け、新機能がどのように使われているかを観察しよう。
7.コントロールではなく、協力
Web 2.0アプリケーションは、複数のデータサービスの協同ネットワークによって実現される。したがって:ウェブサービスのインターフェースを提供し、コンテンツを配信し、他者のデータサービスを再利用しよう。軽量なプログラミングモデルを採用し、システムをゆるやかに統合できるようにしよう。
8.単一デバイスの枠を超えたソフトウェア
インターネットアプリケーションにアクセスできるデバイスはPCだけではない。特定のデバイスでしか利用できないアプリケーションは、デバイスの枠を超えて利用できるアプリケーションよりも価値がない。したがって:アプリケーションを設計する際は、最初から携帯端末、PC、インターネットサーバを視野に入れ、統合的なサービスを提供しよう。
たぶん、論文の最後の7項目よりもコラムの8項目のほうがより彼らが考えるWEB2.0のイメージを正確に表現しているように思う。論文の最後の7項目は、彼ら自身が「Web 2.0企業のコアコンピタンス」と言っているのに対して、最後のコラムの8項目の題名が「Web 2.0のデザインパターン」と言っていることからもそれがわかる。そもそも、WEB2.0とは何かを説明するのならば、コラムの8項目を基本にすべきなのだ。
では、この7項目と8項目の違いはなにか。実は8項目のうちの2、5番目、データを中心とした知的財産の権利問題だ。多くの場合これを無視して説明されていることが、WEB2.0が誤解・曲解されている大きな原因ではないかと思う。
さらに多くのWEB2.0論客は論文の最後に述べられている7つの項目に焦点を当ててWEB2.0を論じている(!)ように思えるが、僕はこの7項目には含まれていないけれども重要だと思われるものがまだあると思っている。
それを論文から抽出すると以下のようなものだ。
■プラットフォームとしてのウェブ
~ソフトウェアの価値は、そのソフトウェアが管理するデータの規模とダイナミズムに比例する~
■組み合わせによる革新
~Web 2.0のもうひとつの重要な原則である「組み合わせによる革新」を理解する助けになるだろう。コモディティ化したコンポーネントが大量に存在するときは、これらのコンポーネントを新しい方法、または効果的な方法で組み合わせることによって、新しい価値を生み出すことができる~
~Web 2.0は他社のサービスを利用し、それを統合することによって、市場競争を勝ち抜く機会を企業に提供する~
(※たぶんyahooはこの点を最も重要視しているように思う)
■データは次世代の「インテル・インサイド」
~この事実は、ある重要な問いを投げかける。それは「そのデータを所有しているのは誰か」というものだ~
~今後数年にわたって、データ供給者とアプリケーションベンダーの間では競争が繰り広げられることになるだろう。Web 2.0アプリケーションを開発するためには、特定のデータがきわめて重要な役割を果たすことを、双方が理解するようになるからである~
~コアデータをめぐる争いはすでに始まっている。こうしたデータの例としては、位置情報、アイデンティティ(個人識別)情報、公共行事の日程、製品の識別番号、名前空間などがある。作成に多額の資金が必要となるデータを所有している企業は、そのデータの唯一の供給元として、インテル・インサイド型のビジネスを行うことができるだろう。そうでない場合は、最初にクリティカルマスのユーザーを確保し、そのデータをシステムサービスに転換することのできた企業が市場を制する~
~データに関しては、プライバシーと著作権の問題にも言及しておかなければならない。初期のウェブアプリケーションは、著作権をあまり厳密には行使してこなかった。たとえば、Amazonはサイトに投稿されるレビューの権利が同社に帰属すると主張しているが、その権利を実際に行使しなければ、ユーザーは同じレビューを別のサイトに投稿するかもしれない。しかし、企業はデータ管理が競争優位の源泉となることを認識しつつあるので、今後はデータ管理がこれまでよりも厳しく行われることになるかもしれない~
■オペレーションそのものがコアコンピタンスとなる。
~インターネット時代のソフトウェアの決定的な特徴のひとつは、それがモノではなく、サービスとして提供される点にある~
~製品開発能力は、各社のオペレーション能力に比例するようになる~
~サービスとして提供されるソフトウェアは、日々の保守なしには正しく機能しない~
ここで挙げた4つの項目のうち、前半の二つは「プラットフォーム」「マッシュアップ」という言葉で広く理解されているが、後半の二つ「データの権利」と「オペレーションできる組織能力」については不思議なほど、ほとんど語られていないし、理解もされていない。これは論文の最後の7項目とコラムで書かれている8項目の差分に近い。
さらに論文には明確には書かれていないが、ユーザーは賢いものだ、という前提も気になる。ブログにおけるコンテンツのレベルの低さ、トラックバックスパムの横行、相互リンクしない単なるご挨拶トラックバックの浸透などを見れば、ユーザーのレベルは様々であることがわかる。これは本質的な話というよりもむしろビジネスを考える時のマーケティング的な視点によるものだから、気になる程度の話ではあるけれども。
『WEB2.0についての基本的理解(後編)』
さて、WEB2.0がどのようなものであるのかの基本的理解の後編。
前編では、WEB2.0という言葉の提唱者、ティム・オライリー氏がその論文でどのようにWEB2.0を表現しているかを見返してみた。
世の中の概念の多くは、提唱者の考えていたことがそのまま完全に同じ意味で広まることは少なく、今回のWEB2.0は特にその傾向が強い。順番としては
①もともとはどのような意味であったか
②世の中一般にはどのような意味で広がっているか
③その上で、自分はそれをどのように理解するか。
というように、説明を進めるのが好ましいとは思うが、WEB2.0については世の中一般の理解がどのようなものかを論じるにはあまりにも理解が拡散しているのであまり意味はないと思う。だからここでは、僕がどのように理解しているのかを書く。
■WEB2.0を一言で言えば。
オライリー氏本人が「Web 2.0の本質が、集合知を利用して、ウェブを地球規模の脳に変えることだとすれば」といっていることがたぶんそのままの回答だ。WEB2.0とは技術のトレンドではない。社会の変化の流れを表現したものでもない。新しいインターネットサービスの概念でもない。
WEB2.0とはたぶん、壮大なビジョンだ。予言であり希望だ。それは人類の英知がインターネットというプラットフォーム上であたかも人類全体の脳になるような世界へのイメージだ。web & peace だ。
■WEB2.0の二つの側面。その1
前編でも書いたが、社会的側面から書く。僕の理解では、WEB2.0とは実は一言で言えばビジョンなのだから、この社会的側面が非常に強い。そしてこの側面は、それがどのようにビジネスとして実現されるのか、ここでいうWEB2.0のコストはだれがどうやって負担するのか、ということは全く語られていないしそれには意味がない、預言であり希望なのだから。
社会的な側面から考えるとするとさらに、人類の英知の集積ということとは別に、社会構造がビジネス中心からボランティア・コミュニティ的な要素が強くなることを暗示していると思う。これはビジネスの縮小を意味するわけではなく、それ以上にボランティア・コミュニティが拡大していくということだ。オライリー氏が挙げているWEB2.0的なサービスのうちビジネスモデルとして確立しているものは案外少ないし、wikipediaなどはビジネスではないWEB2.0サービスの典型だ。
そしてビジョンとしてWEB2.0を捉え、説明するとWEB2.0の説明は以下のように読み替えることが出来る。いずれもビジョンに向かって何を実現すべきなのかがその説明となる。
1.webアプリケーションであろうとOS依存のアプリケーションであろうと、すべての手段、デバイスで利用可能な知の集合体を実現すべきだ。
2.データベースはその所有者のビジネスを阻害しない限りにおいて自由に利用できるように全部権利留保から一部権利留保に変わっていくべきだ。
3.人類の知は特定の企業や個人が持つものではないから、すべてのヒトがその知を後世に残していくことができる環境を作るべきだ。それが社会的価値を増やしていくことにつながる。
4.人類の知の集積を目指すのならば、必然的にその範囲はロングテールになる。それを実現するために、アプリケーションの相互接続と出来るだけたくさんのヒトの参加を推進しよう。
5.これらのコストを賄うために、ビジネスとの相乗効果、補完関係、メセナの取り組みはますます検討されるべきだ。
■WEB2.0の二つの側面。その2
では、WEB2.0のビジネスとしての側面。ここも実は除外しないといけないビジネスがあり、それはWEB2.0のサービス提供者ではなく、サービス提供者を支援する人たちのビジネスだ。サーバー販売、プログラム開発、ツール提供、人材派遣、コンサルタント。これらの人たちもWEB2.0サービスに価値は提供するが、本質的にはWEB2.0とは直接関係がないサードパーティの人たちだ。あえて言えばmovable typeのシステム提供者はWEB2.0とは何の関係もない。ただのプログラマだ。その人たちのことはビジネスとしては明確に除外して考えるべきだ。
ではWEB2.0時代のビジネスではどのような人たちが抜け出すのか。
データベースの保有・創出、オペレーションができる組織能力の保有・獲得。この二つがWEB2.0時代に大成功を収める企業の前提条件だ。これはオライリー氏も明確に言及している点でもある。
そして、ビジネスモデルとしては旧来のWEB1.0でのビジネスモデルと新しいWEB2.0でのビジネスモデルの複合型となるはずだ。googleでさえも、検索エンジンというデータベースとそれを破壊的な低コスト構造で運営する能力を持っているが、ビジネスモデルは広告ビジネスであり、収益モデルはサーチワード広告とロングテールの象徴であるアドセンスだ。
既に巨大な価値のあるデータベースを保有する企業にとっては、既にそれを運営する組織能力はあるから、データベースをより価値のあるモノにすること、そしてより価値のあるものにすることによって新しいビジネスを生み出すことが、成功の糸口となるはずだ。そのためには、既に企業が自らの能力だけで出来ることよりも、ユーザーを巻き込むことで出来ることのほうが、飛躍的にその価値の差があることは証明されつつあるから、そこがポイントになる。
データベースを持たない企業の場合には、データベースを持つ方向に行くのか、それともデータベース自体は持たず、それを補強し新しい価値を生む仕組みを創る方向に行くのかによって異なるが、データベースを持たない、という方向の先には大成功はない。小さな継続可能な、IPOによって一部のヒトが潤う程度の成功しかない。だとすれば、まだ構築されていない領域でWEB1.0的アプローチでデータベースを構築し(その課金先は企業だ。そのほうが圧倒的に売上を立てやすい)、そこから追いつけ追い抜けで頑張るのが正しい方法だろう。
さて、では、商売になるデータベースとはどんなものなのだろうか。WEB2.0で喧伝されているデータベースはその多くが、知としてのデータベースであるが、実は商売になるのは知としてのデータベースではなく、情報としてのデータベースだ。amazonの書籍や商品のデータベースは、知ではない、情報だ。ebayのデータベースも知ではない、情報だ。googleのデータベースは知だが、ビジネスになっているのはサーチワードという情報だ。保有している、もしくは保有すべきデータベースは、ビジネスとしてWEB2.0を考える限りにおいて、知ではなく、情報なのだ。そしてその情報データベースに知を加えることで、情報がより価値を持ちビジネスの成功をもたらす、という構図だろう。
さらに、詳しく言えば、情報にも蓄積されることが価値を生む場合と、その瞬間の状態を把握することで価値を生む場合があり、amazonもebayも実は後者の情報を持っていることが彼らの強みになっている。amazonのそれは在庫情報や売れ筋情報であり、ebayのそれは今取引可能という商品の情報だ。googleにしても検索対象のウェブサイトのデータベースは本質的にはある瞬間のスナップショットでしかない。スナップショットのデータベースであれば、WEBサービスとして公開したとしても、データはリアルタイムに更新されていくから、権利留保が明確であれば、保有者から見ればリスクは少ない。データベースの保有者から見れば、良いサービスであれば取り入れ、悪いサービスに対してはウェブサービスを止めてしまえばよいのだから。
■WEB2.0に於けるお金の稼ぎ方
当たり前のことだが(でも昨今のWEB2.0フィーバーはこれを忘れているように僕には感じられる)ビジネスを成立させるためには売上をあげることが必須の条件なのだが、その売上は簡単に言うと、企業からか、個人からか営業先は基本的には二つしかない。企業からの売上は大抵の場合、リアルなビジネスの延長線に存在するものであり、個人からの売上とは簡単に言えば消費だ。
企業からの売上とは企業の活動プロセスに対してどのような価値を提供するのかで決まってくる。そのプロセスの中でも、インターネットという世界、メディアで力を発揮するのは、求人と顧客を集めるというプロセスだ。知の集積は社会的には価値はあるが、企業にとって価値があるのは、企業活動に必要な人(の能力)を集めることと、ビジネスを拡大するために顧客を拡大することであり、多くの企業にとって知の集積自体はビジネスを生まない。お金の調達も企業にとっては重要なことだが、これはバーチャルな世界にはそぐわないしネットで完結することはありえない。さらにyahooのブランドパネルに代表される企業広告、SP広告もその規模は順調に拡大していくはずではあるけれども、それはTVCMの代替でしかなく、爆発的な新しい価値による事業拡大はあり得ない。
企業からの売上の拡大は、小規模な企業が世界中に対しての広告をリスクの非常に少ない形で可能にしたサーチワード広告のような新しい価値、新しいやり方によって新しい市場を創造することで、爆発的に拡大する。それをWEB2.0と呼ぶべきかどうか僕には判断がつかないが、少なくともその芽は、既にいたるところに存在するはずだ。
一方、個人からお金をもらうにはどうすればよいか。簡単に言えば、当たり前すぎる話だが、個人がお金を払ってもいいという価値を提供することだ。amazonは普通の本屋では実現不可能な品揃えと、集合知である読後感想とそれをリコメンドに昇華させることのできるシステムで価値を作り上げた。ebayは不要品を売りたい、安くモノを買いたいというガレージセールをネット上で大規模に作り上げることで新しい価値を作った。そのいずれもが、ウェブ進化論で言うところの、「恐竜の首」ではなく「ロングテール」による集積であることは興味深いが、個人からお金をもらうことが出来るほどの価値を「恐竜の首」で作り上げることは不可能ではないはずだ。例えばロングテールを構成する普通の個人にとっての収入の大部分は「給料」であり、支出の多くを占めるのは「家賃」だ。「ロングテール」にはもちろんもっと多くの可能性があるが、それらを考える時に、田坂広志氏の「使える弁証法」は多くの示唆を含んでいる。物事は螺旋的に進むのだ。「WEB2.0への道」に田坂氏が登場しているのはそういう意味だ。
『WEB2.0についてよくある誤解』
これはWEB2.0が世の中ではどのように理解されているかを逆説的に書いたものである。世の中ではこういわれているが、僕はこう思う、ということを箇条書きにする。なので、実は誤解だけでなく、僕の認識も一致しているものも含まれる。営業センスのある編集者と鼻の利くライターの組み合わせであれば、「間違いだらけのWEB2.0」という本になるようなことだ。
■WEB2.0はウェブツーポイントオーと読む。
日本人は素直に「うぇぶにーてんぜろ」と読めばよい。
■WEB2.0は新しい技術の名前である。
javaやbasic(古!)excelのようなソフトウェアやプロダクトの名前ではない。インターネットの流れ・変化が大きいのでソフトのバージョンのようにそれが進歩しつつあるという意味で、インターネット(WEB)の世界はバージョン1からバージョン2に発展しつつある、という意味でWEB2.0という言葉が生まれた。
■WEB2.0は技術の流れであり、技術が重要だ。
技術は重要ではない。大事なのはやろうとしていることがどのような価値をもたらすのかということだ。技術はそれを実現させるための手段に過ぎない。だからWEB2.0時代に重要な技術は何だとお考えですか?といったような質問には意味がない。
■すべてのアプリケーションソフトはWEB上のオンラインベースのものになる。
オンラインベースのWEB上で動くアプリケーションは増えるが、これまでの通りOS上で動くアプリケーションはなくならない。(excel・outlook・powerpointがなくなることは絶対にない。)テレビが出てきてラジオがなくなったか?世界は多様化するだけだ。
■AjaxはWEB開発の主流になる。
これはそう思う。Ajaxを使った斬新なユーザーインターフェイスは今後ますます増えてくるだろう。
■RSSリーダーはポータルに取って代わる。
そんなことは起きない。RSSでフォードされるのはテキストデータだけであり、ユーザーはもっと編集されてものを見たいと思っているはずだ。自分な何を欲しているのかを明確に認識できる一部のヒトがRSSリーダーを使うに過ぎない。また多くのブログの更新頻度の低さを考えれば、RSSリーダーよりもメールでの更新通知のほうがよほど気が利いている。
■開発手法はどんどん多様化していく。
すでにそうであるようにいわゆるウォーターホール型の開発だけでなく、アジャイル型、イテレーション、エクストリーム・プログラミングなど開発手法はどんどん多様化していく。ただし、これはWEB2.0の流れというよりもビジネスのスピードがどんどん上がっていくことに対しての必然的な解決手法として、という理由が大きいと思う。
■WEB2.0という流れによって第一世代のWEB1.0企業が衰退しWEB2.0企業が台頭する。
WEB2.0という流れによって第一世代のWEB1.0企業の一部がそれに適用することによりますます繁栄し新規参入が難しくなる。
■WEB2.0という流れはインターネットが登場したときのような断続的な変化である。
WEB2.0というのはあくまで流れであり、インターネットが登場したときのような断続的な変化ではない。今も既にWEB2.0は存在し、今の延長にWEB2.0は登場する。
■WEB2.0的なビジネスが拡大していく。
いまだWEB2.0的なビジネスが何かまだ誰も見つけられていない。もしかしたらビジネスモデルそのものはWEB1.0時代と大きく変わらないかもしれない。ちなみにmovable typeの提供企業やブログ分析によるマーケティング会社などはWEB2.0とは本質的には何も関係のなサービス提供会社である。SUNも同じだ。
■マッシュアップは自由になんでもできることはやってよい。
API(webサービス)が提供されていないからといって、商用サイトをクロールしデータを勝手に再構成して使う、ということは知的財産の権利を侵害している。ブログに書かれている内容はすべて自由に使ってよいというのも間違いだ。
■WEB2.0時代のポイントはスピードだ。
間違いではいがpointでもない。データベースの保有とオペレーションできる組織能力があり、その上でスピードがあれば申し分ないが、スピードだけでは勝負がますます出来なくなる。真似されるスピードも飛躍的に上がるからだ。どうやれば真似されないのかを考えないとスピードだけでは真似されて終わりだ。
■WEB2.0は置換と移行だ。
WEB2.0は拡張と発展だ。
■WEB2.0はこれからのビジネスの方向性を示す概念だ。
たぶんWEB2.0とはビジネスの概念ではない。社会はこうあるべきだ、こう進むだろうというビジョンだ。
■WEB2.0はWEB1.0を駆逐する。
WEB2.0がWEB1.0を駆逐するようなことは絶対に起こらない。WEB2.0によってWEB1.0のサービスが淘汰・選別されることはあってもWEB2.0がWEB1.0の果たしてきた機能を代替することはできない。出版業界を除いて。
■web2.0は大企業にとって脅威だ。
WEB2.0はその意思さえあれば大企業にとってもむしろ追い風だ。データベースとオペレーションの能力は大企業の持つ利点だ。
■WEB2.0によってベンチャーのチャンスが広がる。
簡単なマッシュアップ程度で、小さく生き残ることを目的とするならばそうだろうが、大きな成功を狙うのであれば難易度はどんどん上がっていく。
■WEB2.0にみんなが熱心に取り組もうとしている。
WEB2.0に一番熱心なのは、サーバーやソフトの提供会社とマーケティング会社、それにお金を集めることが仕事である人たちとIT雀と技術オタクであって、多くのWEB1.0企業とこれからWEB2.0を担うであろう人たちは比較的冷静だ。
■すべての業界がWEB2.0の影響を万遍なく受ける。
最もモロに影響を受けるのは出版業界である。ブログが最も影響を及ぼすのは出版である。出版が特定のコネクションをもつヒトの特権だった時代から、ブログという実績を挙げさえすれば、本が出せる時代。逆に言うといまはこういう本を書きましょうと企画されることが多いが、これからは良く書けたブログを発掘することが本の企画になる。
■WEB2.0に乗り遅れると大変だ。
みんなが乗ってくれないと商売にならない人たちがいるだけで、乗り遅れるどころか、マーケットの声を聞きながら毎日の仕事に精進してさえいればWEB2.0という言葉すら知っている必要はない。
■ロングテールを押さえたものが勝者になる。
ロングテールを押さえたほうが有利ではあるが勝者になれる保証はどこにもない。むしろロングテールではないマジョリティを押さえているほうが現状のビジネスモデルではやはり勝者になる確率は高い。マジョリティを押さえている企業がディフェンスのために商売にならなくても良いからロングテールを押さえる、という戦略に出てきた場合、ほとんどのロングテール重視派は勝てない。
■PCだけでは単一デバイスなので携帯やワンセグ、ゲーム機にも対応しないといけない。
ビジネスがPCだけで充分に競争力があるのであればあせってデバイスを拡大することを目的にする必要はない。注意深く世の中の動きを注視し、挽回不可能な遅れが出なければそれで良い。そのためには、いつでも対応が可能なようにアーキテクチャの設計は慎重に行わないといけない。
■ワンセグや無料ネット放送もWEB2.0の重要な要素だ。
これはこじつけだ。その要素が全くないとはいわないが、人類の知として残しておくべき、画像放送はそんなに多くは無い。
■ビジネスモデルを軽量な新しいものに変えていかなければならない。
充分に競争力があり将来性があるのであればビジネスモデルを変える必要はない。むしろ幸運にもそのような状況にあるのであれば、ビジネスモデルの強化・拡張と考えるべきだ。
■データベースやコンテンツはユーザー参加型に変えていく必要がある。
品質や信頼性が非常に必要とされるデータベースやコンテンツの場合は、中央集権的なデータベース・コンテンツのマネジメントであっても良い。そこにどのようにユーザーを参加させることで価値を向上できるのか、が課題なのだ。
■データベースはフリーに公開していかなければならない。
ビジネスを営む上で重要なデータベースはその権利を留保しなければならない。ビジネスを補強・拡大していくために必要な場合だけ、一部権利を留保しつつデータベースの公開を考えていくべきである。
■永久にベータ版なのだから不完全な状態でもサービスをリリースすべきだ。
特に大企業の場合には、ブランドという無形資産が重要なので、リリースすべきかどうかは総合的に判断すべきであって、ベンチャーのように不完全でもスピードが重要だ、という短絡的な判断はしてはいけない。
■WEB2.0を目指していれば成功する。
これからはいくつかの成功した企業・サービスがWEB2.0と呼ばれるだけであって、WEB2.0的なものがすべて成功するわけではない。因果関係が逆だ。
一番の誤解は、置換・移行ではなく、拡張・発展だ、という点にあると思う。これは、どのような立場にいるかで認識が大きく異なる。WEB1.0で成功を収めている企業の多くからみれば実は拡張・発展なのだが、WEB1.0で失敗、もしくはWEB2.0から参入しようとするヒトたちから見れば置換・移行だ。しかもその人たちの立場からするとWEB1.0企業が既に持っている強みを捨ててくれる、置換・移行だと誤解してくれるのは都合が良い。
もう一つ、WEBの世界でのサービス提供プレイヤーでない人たち(ハードメーカーや開発会社、コンサルタントとかだ)から見ても、置換のほうが都合がいい。このような人たちから見れば、WEB2.0ビジネスが成功するか失敗するかは彼らの売上には関係なく、むしろみんなが騒いでくれて、いろいろなことをやってくれたほうがビジネスが拡大するという関係にあるからだ。
WEB2.0という記号に対して、それをビジョンとして捉えまじめに取り組んでいる人たち、もしくはその記号すら知らず、まじめに精進している人たちと、記号を商売にしようとしている人たちを混同していはいけない。
そうだ。WEB2.0とは既に記号なのだ。
Posted by simfarm at 23:08 | Comments (2) | Track Back (0)
2006年06月16日
おぢちゃんマーケター
6月13日にアップした「陸の王者(^-^)」に書いた、慶應の後輩Aさんからの紹介アポに行ってきました。お目当ての会社I社は、大塚駅前にあり我が家からタクシーで10分もかからず。ちょっと近所に出かけた感じで到着。
Aさんは妻の友人だし私も何回もお会いしている人なので、なるべく意にそえるようにしようとは思っていたのですが、ネタ自体は私の嫌いな○○公○の案件だったので、正直気が進みませんでした。
だから、軽く用件を聞いて金になりそうなら事務的に受けてこようと思っていたのですが・・・
予想に反して大変盛り上がり、2時間以上も話をすることに。
お会いした二人の「おぢちゃん」(Aさん的表現)が、兎に角オモロかった(^-^)。
お一人は、ダイレクトマーケティングの大家で、日本のダイレクトマーケを引っ張ってきた方。もう一人もICとしてI社にかかわっているプロ。お二方とも私より相当年上のまさに「おぢちゃん」二人組でした。
まず、○○公○に対する認識が私と一緒だったので、いきなり盛り上がりました。聞いてみるとこの案件はいろいろ巡り巡って、I社に声がかかったのですが、お二人とも相当辟易としているご様子。私も公的な機関との仕事は多いので、とてもご苦労がわかります。しかも、この案件はその機関とI社との間にもう1社入っているので、打ち合わせに行くと疲れまくって帰ってくるとのこと。わかります、わかります。
ということで、おぢちゃん二人組みとは大変気があってしまい、途中からはほとんど案件とは関係のない話でも盛り上がり、まあ何とか一緒に頑張りましょう、ということで気分よくI社を後にしました。
マーケターは、年をとってもオモロイ人が多いね。私もこんな年の取り方ができるなら、一生の仕事としてこの仕事を選んだのはあんまり間違いじゃなかったなと思わせるお二人でした。
プロトコルが合う人とは、年の差とか全く関係なく瞬時に仲良くなれるもんで、何だかラッキーな一日でありました。
Aさんありがとう!(^-^)
Posted by simfarm at 20:07 | Comments (2) | Track Back (0)
数字をクリエイトする
世の中には定量化された数値(統計)はどれくらいあるのでしょうか?
データをあまり使わない人に聞くと、おおよその人は「ネットで調べればかなりあるのでは?」という答えが返ってきそうですが、答えは「ほとんどない」のです。
そう、驚くほどちゃんとしたデータは世の中にないのです。
だから、弊社のようなリサーチという仕事が必要なのですが、とはいえ、本当にちゃんとした定量データを得ようとすると一般の人には想像できないような莫大な費用がかかります。
世の中にはないし、ちゃんとしようとすると莫大なお金がかかる。さてどうするか?
世の中にない数字は、創造(想像)するのです。
おおよそでも近似的な数字を瞬時にクリエイトするのです。
この能力を持つビジネスパーソンはめったにいません。
非常に高度な仮説設計力、いわゆるロジカルな構造化のスキル、そして創造力が求められるからです。
意外かもしれませんが、リサーチャーもこの能力を持った人は驚くほど少ないのです。調べないとわからないと言って先に進まない。不確実なものを嫌う潔癖症の人が多い気がします。偏屈なんですな。ある種プロといえばプロなんですが、それゆえに仕事の範囲を自ら狭めている人が多いのです。
コンサルタントという職業に就いている人の方がこの能力を持った人は圧倒的に多い。だからコンサルタントが重宝されるのかもしれませんし、もしかしたらこの能力にクライアントは大金を払っているのかもしれません。
世の中にない数字を、瞬時にクリエイトする。
例えば、以下のような質問をクライアントからされたとします。
「携帯電話など充電器で充電して使う機器って、世の中にどれくらいあるの?」
「充電器で充電されて、アンプラグで使用される電力量はどれくらい?家庭用電気に換算すると年間いくらくらいになりそう?」
「使い捨て電池で使用される電力は、家庭用電気に換算すると年間いくらになるの?」
こんなのは絶対にピンポイントなデータが存在しないのはお分かりでしょう。あなたなら、どのように即答しますか?
ちなみに上記のような質問は、コンサルタント会社の採用面接ではお決まりの質問ですから、コンサルタントになりたい人は常日頃からこういう視点でものごとを考えるくせをつけたほうがいいですね(^-^)。
Posted by simfarm at 07:46 | Comments (0) | Track Back (0)
2006年06月15日
両親の17回忌法要を前にして
この10日ほど、私はある会社の仕事に没頭しています。
ほとんど、この会社のハウスマーケター化しているといっても過言ではなく、明らかに今の私のインテンションの8割はこの会社に向けられています。
レポートが3本。新しい調査の設計と運営が1本。
レポートは、いずれもこの会社の戦略的事業の根幹となるリサーチ&プランニングのレポートであり、この会社のみならず社会に大きな影響を及ぼす可能性の高いものなのです。まじめに、このプランニングで産業構造が変わるかもしれない。生活が変わるかもしれない。社会が変わるかもしれない。
そもそもこの会社はそれくらい社会的影響力を持つ会社なのです。
そういえば、山梨県で民間就職するなら、一番が山梨中央銀行、二番が電電公社、三番がこの会社だと親から言われていましたw。
そんな会社が、上層部を含めて、私のレポートの完成を心待ちにしてくれています。レポートだけではなく、7月から立ち上げる戦略的組織への参加も希望してくれているようです。
独立してから、まだ1年未満。
独立した時には、1年未満で自分がこんなレベルの仕事を手がけていられるとは全く思っていませんでした。正直「何か調査することがあったらご連絡ください」とドサ回り営業をしている姿しかイメージできなかった(それはそれでいいんですけどw)。
私は最近自分がどういう星の下に生まれてきたのか、とても不思議に思います。
この会社のみならず、かかわる仕事も人も悉く一級品揃い。全て日本社会の何かをよい方向に変える力をもつ仕事や人ばかりです。
これは自慢でもなんでもなく、ホントにありがたいことだな~、期待に応えられるように私自身も精進しなきゃいかんな~と痛切に思うのです。
ちなみに、今没頭している仕事は、久々に私の限界を試されています。
これが、何とも苦しくて楽しい~♪
どれもまだ未完成ですが、いずれも私自身が一番完成を楽しみにしています。
あさっての土曜日に行われる亡き両親の法要では、墓前でよい報告ができそうです(^-^)。
Posted by simfarm at 23:14 | Comments (0) | Track Back (0)
2006年06月14日
真打登場!
今日嬉しいマイミクさん申請がありました。
私を検索で見つけてくれたようです。
立川談慶さん。
立川談志一門の「真打」さんです。
彼は私とは駿台甲府高校→慶應義塾大学と、高校・大学の同期でした。
前に会ったのが6年前(?)の二枚目昇進と結婚のダブル披露宴以来。
その後、年賀状のやり取り等はしていましたが、近年私生活の都合で住居変更など繰り返していたりして、音信不通になってしまっていました。
彼は高校時代から授業中にクラスの皆の要望で演芸会を開催してしまうほどの芸達者で、大学では落研に入り、毎年三田祭で落語を披露していました。
大学卒業後はワコールに入社。4年(?)で退社し、立川談志一門に入門しました。ワコール退社時には、社長から直に「ワコール」の名前を使う許可をもらい、「立川ワコール」としてデビューしました。
二枚目昇進時に「立川談慶」と命名。談慶の「談」はもちろん立川談志の「談」、「慶」は慶應義塾の「慶」です。慶應義塾大学落語研究会初の落語家なんだそうです。
そして、遂に2年前に真打に昇進。残念ながら、真打昇進も知らず、真打披露パーティーにも行けませんでした。
齢27歳にして一つの道を極める決心をして、遂に真打まで上り詰めた青木(本名です)は本当にエライ!
何だか私まで誇らしい気持ちになりました。
毎月落語会が開催されているようなので、早速今月から行くことにしました。
今月は23日(金)浅草大黒家で名物の天丼つき(笑)の落語会です。
落語が好きな方がいらっしゃいましたら、ご一緒しませんか?
それにしてもmixiってエライね(^-^)。
Posted by simfarm at 23:56 | Comments (0) | Track Back (0)
そろそろ『アテンション・エコノミー』
そろそろ『アテンション・エコノミー』の話でもしましょうか?
昨年末くらいから、喧しい『アテンション・エコノミー』という言葉。
端的にいうと「人の有限なる関心(気づき)の争奪戦が始まったね」ということなんですけど、そんなのはずっと前から起こっていること。「広告」は常に人のアテンションを争奪してきたし、「飽食の時代」なんて言葉とあんまり違いはないですね。この言葉自体も大変「似非web2.0」的ではあるなあと思います(笑)。
「アテンション」はまだ供給者視点の言葉なんですよね。生活者へのエンパワーメントが希薄な感じ。Google Adsenseの独り勝ちで、はい終了って感じ(^-^)。そもそもGoogle Adsenseなんて、ちっとも「web2.0」じゃないと思うのは私だけ?そんなの求めてないですよ。私の中の崇高な「web2.0」はそんな供給者寄りなものは排除しています。
これからは「アテンション」よりも「インテンション」の時代だと思うのですね。「関心」じゃなくて「意図」。
情報の洪水の中で、どうやって「関心」を引き付けるか?じゃなくて、どうやって「意図」の形成をアフォード(支援)するか?という視点の転換が「本質的なweb2.0」だと私は考えます。
「意図」を持って情報に当たれば、洪水の中から目的の情報を選び出すのは簡単。
RSSは、どちらかというと「意図」側に近いのですが(村山涼一さんは「吸引」と表現しています)、それでもまだまだ足りない。
ちなみに私はキーワード登録して、記事を「吸引」していますが、「web2.0」なんてキーワードを入れようものなら、あっという間に数百も集まって、読まなくなって放置してたら今は(5029)も記事が貯まってしまいました。
また、気になるブログを登録していたら100個を超えちゃいましたが、まともに見ているのはその中でも10個くらい。有名どころであっても、「404 Blog Not Found」は(455)、「茂木健一郎 クオリア日記」は(282)、「FNP」は(260)、「Ad Innovation」は(204)も未読記事が溜まってます。これが“志村和明の”「アテンション」の限界。
「集合知」もいいんだけど、「集合知」を読んでるヒマがない(^-^)。
お願い!誰か私の「インテンション」形成をアフォードして、マネジメントしてくださいませんか?(爆)
これ今後最大の商売ネタになると思うだけどな。
Posted by simfarm at 01:32 | Comments (2) | Track Back (0)
2006年06月13日
陸の王者(^-^)
昨日は弊社の山下さんの紹介で、慶應義塾大学3年生の女子学生のTさんにお会いしました。
何と私の20年後輩です(^-^)。
アルバイトの面接だったのですが、一発で気に入りました。
「TOEIC 920点」という特技にも驚きましたが、気に入ったのはコミュニケーションの能力です。何しろ話をしていて面白い。
よく聞けば、彼女は「学生のための国際ビジネスコンテスト」(日中韓合同)の実行委員をしていて、渉外担当として協賛企業から年間1000万円近くを集めているといいます。そう、バリバリの営業レディなのでした。
私も学生時代にある組織に属していて、企業から広告を集める活動をしていたので、それだけの金額を集めるのがどれほど大変かよくわかります。
迷わず、就職先としてリクルートを推薦しました。(Sさん会ってみませんか?w)
もちろん、うちのアルバイトはOKです。
ご飯を食べながらの面談中に、「マーケティングの勉強がしたい」というので、「コトラーをまずはザッと読みなさい」と勧めました。
感心したのは、面談後すぐにお礼のメールが入ったこと。
「早速学校に戻ってコトラーの本を探してみたのですが、
現在貸し出し中ですごくショックです。
明日日吉で借りようと思います。」
こういうところが営業マインドなのですな。すぐ動き、すぐ報告する。先輩のおじさんとしては、若い後輩の意欲は引っ張り上げずにはいられません(笑)。
早速私の家にあるコトラー本を貸してあげることにしました(コトラー本、学生には高いもんね)。
「マーケティング」というのは、彼女みたいな商売センスのある人が学ぶとものすごい効果があります。
「マーケティング」は、厳密には学問じゃないんですね。実践学なんです。使うための学問。正直商売っ気のある人には非常によい学問なのですが、そういうセンスのない人には毒にしかならないと思います。ただの頭でっかちを作るだけ。
世の中マーケティングオタクみたいな人がいて、やたらと理論を知っているのですが、ベタな商売センスは皆無という人がいます。「これはブルーオーシャン戦略ですね」なんて即座に言うくせに、どうやったら人が喜んでサイフからお金を払ってくれるのかという現実のイメージがほとんど出来ない。こういう人は一回販売職か営業職を経験してみなさい。なかなか売れないから(笑)。
昨日お金を稼ぐのに大切なのは「知識」と「スキル」だといいましたが、最後は「センス」に行き着くんですよね。
ベタな「商売センス」。相当大事な能力だと思うんです、私は。そしてこれは最も身につけづらい能力でもあるんですな。Tさんがどんな職業人生を歩むのか、これからとても楽しみです(^-^)。
慶應義塾といえば、もう1件ネタがありました。
妻の友人で、私の○年後輩のAさんからお仕事の打診をいただきました(彼女はもちろん社会人です。SFC出身)。
お話を聞くのはこれからですが、良い仕事だといいな。
ということで、慶應義塾な一日でした。
Posted by simfarm at 07:51 | Comments (8) | Track Back (0)
2006年06月11日
儲ける会社と稼げる人
予告は「アテンションエコノミー」でありましたが、スタートはもっと簡単なことにしようと思います。
お題は「儲ける会社と稼げる人」。
はてさて、古今東西究極のところ儲けるために皆さん頑張っておられますが、じゃあ、アホみたいに儲けるためにはどうしたらいいの?という質問に簡単に答えられますかね?
会社と個人で分けてみましょうか。
「今現在アホみたいに儲けている会社にはどんな特長がありますか?」
「今現在お金をアホみたいに沢山もらっている人にはどんな特長がありますか?」
すごく興味がある質問ですよね?
これに対してなるべく簡単な答えを考えてみましょう。
私はこういう答えをもっています。
まず、「アホみたいに儲けている会社」とは?
「一般の沢山の人に使ってもらえる商品・サービスを提供している会社」
私はこれにつきると思ってます。
なんだそんなこと?という声が聞こえてきそうですが・・・w
そりゃ、メルセデスとかヴィトンとかも儲かっているとは思いますが、トヨタやグーグルやマイクロソフトやアップルなんかの比じゃないですよね。東京電力なんて地味ですが4000億円以上も儲けている。リクルートもこっち側の会社です。
「一般の沢山の人に使ってもらえる商品・サービス」とは、人々のライフスタイルを変える力のある商品・サービス。「プリウス」、「グーグル」、「Windows」、「i-Pod」、「リクナビ」・・・・。アホみたいに儲けている会社は、いずれも「あって良かったなあ」「楽になったなあ」「なくなると困るなあ」と思わせる商品・サービスを持っています。
アホみたいに儲けたいなら、なるべく多くの人のライフスタイルを変えられるような商品・サービスを開発しないとダメなんですな。
次に、「お金をアホみたいに沢山もらっている人」とは?
「アホみたいな知識か、アホみたいなスキルを持っている人」
人に関しては、私はこれにつきると思います。
楽をして金を稼ぎたいと思っている人が多いと思いますが、そんな都合のよい話はあまりありません。
アホみたいに勉強して、アホみたいにスキルを身につけないとお金は沢山もらえないんです。
逆にそうすれば、ほぼ間違いなくアホみたいにお金が稼げると思います。
簡単な話です。
金を稼ぎたければ、「知識」か「スキル」を身につけなさいという言うことです。
ただし、最近はネットの普及で「知識」の価値はどんどん低下しているので、「スキル」を身につけるほうが大事かもしれません。
ということで、世の中で最も稼げる人は、
人々のライフスタイルを変える力のある商品やサービスを生み出す「スキル」を持つ人
ということになるのかな?
Posted by simfarm at 21:53 | Comments (0) | Track Back (0)
2006年06月07日
2006.06.07 社内ブログスタートに先立って
いきなりですが、本日未明、前々職のリクルートリサーチの大先輩で、日本経済新聞社から調査の書籍を出版されるなどリサーチの大家でいらっしゃった醍醐朝美さんがお亡くなりになりました。
私のリサーチの知識や技術、そして何より調査の基本精神を教えてくださった大恩人です。大変残念としか言いようがなく、未だに呆然としております。他の同僚達も同様の思いでいることでしょう。
「良い人は短命」
本当にそうかもしれません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
Posted by simfarm at 14:59 | Comments (0) | Track Back (0)