Lifestyleと格差

私の寄って立つマーケティングスコープは「新たなライフスタイルの提案」です。
調査~コンサルまで一連の作業・思考のベースをここに置いています。

このことに異議を唱える人は、まあいないでしょう。

ところが、最近やっかいな問題も生じることに今更気づきました。それは「べき乗則」の問題です。

おや?「べき乗則」を知りませんか?
もしあなたが少しでもマーケティングに絡んだ仕事をしているとしたら、それ、すごくヤバいです。これを知っておかないと、今の世の中で起こっていることの1/3もわからないです。というか、あなたの情報感度自体が相当ヤバいです。今時点でホントに「べき乗則」という言葉すら聞いたことがないようでしたら、今の職業は多分合っていませんので、やめたほうがいいです。老婆心ながら言っておきますよ。

すみません、話が脱線しました。

「新たなライフスタイルの提案」というのは、別の言い方をすれば、「世の中に多様性や選択の自由を生み出す」ということですが、危惧すべきなのは、「多様性・選択の自由」は「べき乗則」分布の条件となるということです。
ちなみ「多様性」というのは、イコール「豊かさ」です。そんで、イコール「分散が大きい」ということです。統計学の世界では、分散が大きい場合、その統計量は「豊かである」と表現されます。知ってました?(脱線ばかりですねw)

さて、「べき乗則」に従うということは、すなわち非常に大きな「格差」を生み出すということに他なりません。

そうです。
「新たなライフスタイルの提案」=「格差の増大」
ということなのです。

では、「格差」についてどのようなスタンスを取るのか?・・・・
どちらかというと格差容認派の私ですが、いよいよキッチリと答えを出すときが来たようです。

皆さんはどう思われますか?

Posted by simfarm at 2006年07月15日 12:48