【うに取締役のドラマ批評】「ファースト・キス/フジ/月/21」

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連ドラ王者月9枠に井上真央は地味なんじゃ?という不安を一掃する仕上がり。ブラボーのひと言。ストーリーは禁じ手の難病モノだけど、脚本、キャスト、演出、編集みんながちゃんと仕事してなきゃこれだけの台詞回し、テンポは実現できるもんじゃない。井上は大した芸人。16年のキャリアはダテじゃない。ただ、花男の時から気になってたんだけど姿勢というか足の形が悪いのに、ホットパンツ(死語?)ばかりはかせるのはどうでしょう。
脇は松雪泰子(今回は神々しささえ感じる。。)、夏木マリ、竹中直人ら鉄板組と、伊藤英明、阿部サダヲ、劇団ひとりのお笑い組と実にバランスいい配置。主題歌が小田和正とくればまさに必勝方程式。「あの夏、世界中で一番大切な君に会った♪」のフレーズだけで落涙可能。
とにかく今作は相当よくできてるので一時間があっという間に過ぎる。演技力に不安のあるタレント諸氏は勉強のため必見のこと。女医松雪の私服ファッションもステキ。

Posted by simfarm at 2007年08月01日 22:50