Mac(コンピュータ)、Pixar(映像)、iPod+iTunes(音楽)と3つのカテゴリーでいずれもトップとして君臨する現在のiCon(偶像:神)がおります。
言わずと知れたSTEVE JOBS(スティーブ・ジョブズ)であります。
ちまちまと細かなマーケティングをして、小さな成否に一喜一憂している私のような身にとっては、彼の生み出す革新的な世界観・商品に触れると、根本的に「何が違うのだろう?」と落ち込んでしまうわけです。
私だけではなく、日本でエラそうな顔をしている諸分野の先生方も、STEVE JOBSの爪の垢ほどの仕事も出来ていない。
じゃあ、しょぼいマーケティング本を読んだり、へっぽこ先生のセミナーに行くよりはSTEVE JOBSそのものを研究してみたいと思うのは必然です。
ということで、STEVE JOBSの関係書籍やDVDをamazonで一気買いして、読み始めました。
まずは、発売時に買っておきながら2年以上読まずに積んでおいた『iCon Steve Jobs』(ジェフリー・S・ヤング+ウィリアム・L・サイモン著/東洋経済新報社)500ページ超を読破。
続いて、『スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡』(林信行著/アスキー)も読みました。
この2冊から、感銘を受けたSTEVE JOBS語録をピックアップしてみました。
「ほとんどの商品プロジェクトは商業的価値で突き動かされている。競合に打ち勝ち、より高い利益を得ることが目的だ。対照的にマッキントッシュの開発は、もっと芸術的な価値で動いていた。飛び抜けて素晴らしく、とにかくスゴいーそれが目標だった」
「僕たちはマックを誰のためでもない自分自身のためにつくっている。われわれが問題にしたのは、そのマシンが素晴らしいかどうかであって、わざわざ市場調査しようなどとは思わなかった」
「物事が動いていくと思う先の、においのようなものを頼りに決めることが多い」
「何よりもストーリーが大事。ピクサーのビジョンは、最初からストーリーを語り、本当の映画を作ることだ。コンピュータの寿命は長いが、ディズニーの白雪姫のような優れた作品は何十年の時を経ても生き続ける」
「いまの製品はクソだ!セックスアピールがなくなってしまった」
「画面上のボタンまで美しく仕上げた。思わずなめたくなるはずだ」
「これは、われわれがリベラル・アートとテクノロジーの接点に立つ企業であることを示している」
「デザインというのはおもしろい言葉だ。外観のことだと思う人もいる。本当は、もっと深いもの、その製品がどのように働くかということなんだ。いいデザインをしようと思えば、まず『真に理解する』必要がある。それが何なのか、心でつかむ必要があるんだ。何かを真に理解するためには、全身全霊で打ち込む必要がある・・・そこまでのことをする人はめったにいない」
「我々は、テクノロジーなしではできないことが増える時代に生きている。フィルムなしに写真を撮るようになったし、撮った写真を利用するためにはいろいろとしなければならなくなった。音楽はインターネットからダウンロードし、デジタルミュージックプレイヤーで持ち歩くようになった。車に乗っていようと台所にいようとね。アップルのコアとなる強みは、最先端のハイテクを普通の人にも使い方がわかるように、そして、普通の人が驚き、喜ぶような形で届けられることだ。鍵となるのはソフトウェア。実は、ソフトウェアがユーザー体験そのものなんだ」
「好きなことを見つけなくてはダメだ。仕事でも、恋でも一緒だ。本当に満足するための唯一の道は、自分で素晴らしいと思える仕事をすることだ」
「今日が人生の最後の日だとして、今日これからやることは本当にやりたいことか?もし、何日もの間、『No』という答えが続いたときは、何かを変えなければならない」
「Stay Hungry,stay Foolish.(ハングリーであれ、バカであれ)」
<今日の五兄弟(一人&四匹)>
ケン(長男)
【D300+AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED】
チビ(次男)+ユキ(長女)
【D300+AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED】