3月8日 『本は10冊同時に読め!』

『本は10冊同時に読め!』(成毛眞著/三笠書房)を読みました。
10冊同時じゃなかったですけど(笑)。

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成毛氏の他の著書もそうですが、私にとってはとても痛快な本でとても楽しめました。1時間で読めちゃうし。

この本、いろいろな意味でキツ〜い本です。
そもそもサブキャッチが「本を読まない人はサルである!」ですから(^-^;)。

いくつか痛快な箇所をピックアップしますと、、、

「高所得階級の人間になるか、低所得階級の人間になるか−その境目となるのは本を読んでいるか、読んでいないかの違いである。そもそも二極化の話も、本を読んでいない人にとっては「はあ?何のこと?」という話だろう。そういう人から「庶民」以下の暮らしへと転落していくのだ。」

「たとえば「趣味は読書。最近読んだ本はハリポタ、セカチュー」という人は、救いようのない低俗な人である。また、ビジネスハウツー書ばかり読む人も、私から見れば信じられない人種である。まず『金持ち父さん 貧乏父さん』系の本を読んでいる人、こうすれば儲かるという投資本や、年収1500万円を稼げるといった本を読んでいる人は、間違いなく「庶民」のまま終わるだろう。できる社員系の本を読んでいる人も同じである。なぜならば、他人のノウハウをマネしているかぎり、その他大勢から抜け出すことなどできないからだ。・・・中略・・・よく「自分は給料も安いし、チャンスに恵まれないから庶民なんだ」という人がいるが、逆なのだ。「庶民的」なことしかしないから「庶民」になり、「庶民的」な生活しか送れなくなるのである。」

「実際、世界中の経営者や一流ビジネスマン、官僚、政治家は、みんな本をたくさん読んでいる。もちろん、ビル・ゲイツもものすごい量の本を読んでいるから、世界一の大富豪にまでのぼりつめられたのだ。」

「本を読んでいない人間の話題は、スポーツの話、テレビの話、飲み屋の話、女性の話、金儲けの話が中心である。ユーモアがわからず、駄洒落をいえばいいと思っているような低俗な輩である。「社長、最近ゴルフはどうですか?」などと相手のご機嫌をうかがうのは上手でも、パレスチナ問題について聞かれたら何も答えられないのだ。」

「本を読む・読まないという行為は、その人の品格に関わってくるのではないかと思う。品格に読書は関係ないと否定する人もいるかもしれない。だが、本を読んでいる人間が車の中に幼児を置いたままパチンコに興じるとは思えないし、電車の中で平気で化粧をするとも考えづらい。なぜなら、本を読むには想像力は必要だからだ。」

「本を読まないような人との会話は、本当に苦痛だ。対して、本をよく読む人というのは、地位や年齢にかかわらずどこかに品性があり、含蓄のある話をするので一緒にいても面白い。」

「どんなに偉い人でも、本を読まない人間を尊敬する必要はない。人によく似た生き物、サルに近いんじゃないかと思えばいいだろう。」

「もし自分の周りに本嫌いの人間がいるのなら、そういう人とはつき合わないほうがいい。足を引っ張るだけで、自分の人生に何ももたらしてくれないからである。」

私は禿同でしたが、皆さんは共感できますか?


<今日の五兄弟(一人&四匹)>

チビ(次男)
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【D300+AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED】

Posted by simfarm at 2008年03月09日 10:13