リサーチ業というのは、基本的にオールドエコノミーで、超人足仕事で単価も安くレバレッジが効かないのであんまり大きな儲けはありません。
でも、オールドと蔑むなかれ。
「市場」がちゃんとあるのがオールドエコノミーの良さであります。
独立起業して少し贅沢ができるくらいは儲けたいのであれば、「市場」の確立されていないおニューな分野で起業する必要はありません。そういったリスクの高い起業こそが「THE 起業」と思われているようですが、現在の日本では、良い意味で少々基地外な人でないとおすすめできないです。
リサーチ業というのは、コンサル業と比べると単価が低くて儲けが薄いので下に見られがちですが、良い面もありまして、「年中行事」の仕事が多いので割と安定するということです。
調査の醍醐味は「定点観測」でありまして、定期的に同じ調査をやり続けることによってどんどん価値が高まっていくものです。
弊社のような零細企業でも、お引き受けしている定点調査は10本以上あり、売り上げの3割を構成しています。
毎年黙っていても(実際はちゃんと提案しますけどw)数千万円分は入ってくるのがリサーチ業の良さなんですね。
実は最近コンペに勝って、半永久的に半年ごとに千万単位のお金をいただける大型の「定点調査」を受注できることになったので、こういう仕事が増えるとリサーチ業ってやっぱ楽だよなあと思った次第です。