歴史的「住宅情報」

最新の「住宅情報マンションズ」(リクルート)です。

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この号は、はからずも「歴史的」な号となっております。

何が「歴史的」かと申しますと、、、

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見てのとおり、「あて原」だらけの号なのです。

「あて原」とは、そもそも入る予定だった広告や記事が何かしらの理由でとんでしまい、出来合いの原稿を入れ込むことです。

今号はいたるところに「あて原」があって、見苦しいったらありゃしない。

じゃあ、何がとんだかというと、鋭い方はもうおわかりだと思いますが、マンションデベロッパーのモリモトの物件の広告が全部キャンセルになったのですね。

デベロッパー業は本質的に金融業なので、元のお金の流れをキュッと絞られると、すぐに死滅してしまうというサメみたいなビジネスです。
専業でブランド力のないところは、2011年くらいまでどこも本当に苦しい状況が続くと思われます。
日刊ゲンダイやフジの1面記事に取り上げられるような会社は相当高い確率でとんでしまうのではないかと言われています。

逆にブランド力のあるデベロッパーは堅調だと聞きます。
総需要は減っていても、実需は一定数必ずあり、その実需はいつとぶか分からない会社の物件ではなく、少々高くても安心できる会社の物件を選好することになります。
ですので、これから日本全体に言えることですが、優勝劣敗、格差の拡大がよりはっきりしてくることでしょう。

Posted by simfarm at 2008年12月04日 08:46