「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(全26話)

この年末年始を使って、神山健治の描く2030年の都市の街並みなどを再確認するため5分の2くらいは仕事の目的で、

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」

攻殻機動隊SAC.jpg

を最終話の26話までみちゃいました(これで通算4度目)。

見たことのある人には共感していただけると思うのですが、第25話のタチコマ3体の最後の姿はたまらなくいじらしくていつも泣いてしまうので、いつかはこのタチコマ3バージョンをフルスクラッチビルド(図面から起こして3次元モデルを造ること)して、あの場面をジオラマで再現したいと思います(笑)。

それにしてもこの作品は魂(ゴーストw)が入りまくっていますよね~♪
「攻殻機動隊」シリーズは、劇場版もTV版も、いつみても新鮮で、何度でもハマってしまいます。

ちなみに、現在の「攻殻機動隊」の構成は、

<劇場版>
・「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」
・「イノセンス」

<TV版>
・「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(26話)
・「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」(26話)
・「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」

というラインナップになっています。
全部揃えると10万円前後。結構大人なお買い物です(^-^)。

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」のセリフにはゾクゾクするものが沢山ありますんで列挙しておきます。

「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ。」
(第1話「公安9課 SECTION-9」)

「我々の間にはチームプレーなどという都合のいい言い訳は存在せん。あるとすれば、スタンドプレーから生じるチームワークだけだ。」
(第5話「マネキドリは謡う DECOY」)

「この街は一匹の亡霊が徘徊している。資本主義という名の亡霊が。」
(第14話「全自動資本主義 ¥€$」)

「未成熟な人間の特徴は理想のために高貴な死を選ぼうとする点にある。それに反して、成熟した人間の特徴は理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある。ミルヘルム=シュテーケル」
(第22話「疑獄 SCANDAL」)

「頭は立場が上の時に下げてこそ初めて効果がある。違うか?」
「刹那に過ぎる時のなかで自分という「個」を特定しうる証拠を、記録しておきたいからこそ人は外部記憶に、それをゆだねる。おまえにとっちゃ、そいつが唯一これまでの自分を特定できる外部記憶装置なんじゃねえのか?」
(第25話「硝煙弾雨 BARRAGE」)

「だけど私は情報の並列化の果てに個を取り戻すためのひとつの可能性を見つけたわ。好奇心」
(第26話「公安9課、再び STAND ALONE COMPLEX」


さあ、次は「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」でし!

Posted by simfarm at 2009年01月02日 20:36