Valextra

最近は買い物ブログ化しておりまして恐縮ですが、本日は今年最大かもしれない買い物をしました。

Valextra(バレクストラ)の白のビジネスバッグです。

Valextra.jpg

□ミニブランド知識 【Valextra(バレクストラ)】
※「HIGH FASHION FACTORY」(http://plaza.rakuten.co.jp/hffblog/diary/200806250010/)より引用

Valextra(バレクストラ)は、1937年、ジョバンニ・フォンタナによりミラノに設立された革製品ブランドです。
ブランドのルーツは、創業後約10年後に彼自身が店の二階をアトリエにして製作した鞄に由来します。
創業当初よりジョバンニ・フォンタナの薫陶を受けた職人達がハンドメイドにより見事に仕上げた鞄の評判は瞬く間にミラノ市民の間に拡がります。
さらに、第二次大戦後の再建を経て、その名声はイタリアを代表する光沢感のあるラッカー仕上げの美しき鞄として世界レベルのものになっていきます。
また、誰もが認める最高級の革鞄だけあり顧客には多数の有名人が時代とともに加わり、米国の高級デパート「ニーマン・マーカス」の社長であったスタンレー・マーカスの著書では「世界で最も優れた革製品」と賛辞を与えられたことは有名な話です。
さらに、三桁のコンビネーションロック方式であるシャーロック・ホームズ・キーの採用や「世界初のマネークリップ」の展開等、ディテールへの拘りも人気の秘密です。
最高の素材、職人による芸術的なハンドメイド、歴史に刻まれるディテールへの拘り、というバレクストラの文化は今もなお脈々とこのブランドの底流を流れており、「一生もののバック」という次元で購入動機を引き起こさせる十分な歴史と威光をもっています。

お亡くなりになった日本を代表する服飾評論家の落合正勝氏も小型鞄のベスト5にValextra(バレクストラ)を挙げております。

落合記事.jpg


このバッグは私にとっては神的存在でありまして、ずっと以前から憧れていたのですが、お値段がお値段だけになかなか思い切りがつきませんでした。これまでValextra銀座店には3度、伊勢丹Men's館には数知れず足を運んでは、その都度手にとって店員さんに「いつか必ず買いたいです」と言っては買わずに引き返してきました。

しかし、怒涛の3月末を乗り切り(まだ少し引きずってますが・・・)、一昨日の4月9日には誕生日を迎え、そして今日はとても暖かい佳い日だったので、これくらいのご褒美はしてもよかろうと、理容室で髪を切ってもらっている最中に(笑)、遂に購入を決断しました。

手に入れてみて、まるで恋が成就したような感動が湧き上がりました。
こんな感覚は機械式腕時計のIWCのインジュニアを買った時以来で、高級靴の購入ではあまりなかった感覚です。
人生において、こんな感動を得られるプロダクトはそんなにあるもんじゃありません。
伴侶はもちろんのこと、モノも、そういう出会いができることは最高に幸せなことであります(中島みゆき「糸」の世界です)。

ただいま私の部屋に鎮座まします美しい姿をうっとりと眺めながら、「あと何十年生きられるかわかりませんが、死ぬまでよろしくお願いします」とご挨拶をしております(アホ)。

Posted by simfarm at 2009年04月12日 00:27