弊社がレポートしたリクルート住宅総研「新築マンションの契約者動向調査」の調査パブリシティが、東西の読売新聞で取り上げられました(パチパチパチ)。
パブはギャンブルみたいなもんで、時に空振りに終わる時もありますが、今年はまあまあの成果でした。
新聞の現物が手元にありませんので、日経テレコン21で検索したものをご紹介します。
首都圏マンション購入、郊外流出 リクルートが動向調査
2008/04/17, 東京読売新聞 朝刊, 8ページ, , 447文字
リクルートが16日発表した首都圏新築マンションの契約者動向調査(回答数2847人)によると、東京、神奈川、千葉、埼玉の4都県で2007年にマンション購入を契約した人のうち、東京23区の割合は前年比12・1ポイント減の24・3%となり、調査を始めた01年以降で最低となった。首都圏全体の平均専有面積は0・3平方メートル減の74・9平方メートルで、初めて75平方メートルを割った。
最近の地価上昇による販売価格の値上がりで、物件を郊外に求めたり、より狭い面積で我慢している傾向がうかがえる。
購入地では、千葉県が8・2ポイント増の23・4%、埼玉県が5・8ポイント増の16・0%と大きく伸びた。
地価の下落で都心回帰の傾向が強まった04年には、首都圏のマンション契約者のうち、東京23区が45・7%に達していた。
マンション価格の上昇で、平均ローン借入額は48万円増の3077万円。これに対して平均自己資金額は65万円減の1094万円で、価格と所得の釣り合いが崩れるミスマッチも浮き彫りになった。
関西のマンション購入、ポスト団塊Jr.主役に リクルートが調査
2008/04/17, 大阪読売新聞 朝刊, 8ページ, , 425文字
◆団塊Jr.を逆転
関西で2007年に新築分譲マンションを購入した人の35・3%が購入時31歳以下のポスト団塊ジュニア世代(1976年以降生まれ)で、団塊ジュニア世代(71~75年生まれ、30・9%)を初めて逆転したことが16日、リクルートの調査で明らかになった。購入者の平均年齢は06年の調査と同じ35・3歳で、40歳未満が全体の78・7%を占めた。平均購入価格は前年より103万円高い3346万円で、01年の調査開始以来で底値だった03年(3099万円)の翌年から4年連続で上昇した。
自己資金の平均は983万円で、平均購入価格の30%近くを用意していた。ただ、最も多いのは「200万円未満」の21・8%、平均借入総額は前年より91万円多い2595万円で、同社では「比較的若い人たちが、現役世代の親の援助も前提にして購入を進めた」と分析している。
調査は、リクルートが近畿2府4県で07年1~12月に購入した1035人を対象に郵送で実施した。
ちなみに私が昔リクルートリサーチ時代に担当していた「大学生の就職人気企業ランキング」も昨日掲載されてましたね。なつかすぃ~!
私が担当していた当時はずっと1位だった「ソニー」が今年は復活してきましたね(^-^)。
それにしても銀行強え~!学生はやっぱアホなんだな。
就職人気、全日空トップ、リクルート調べ、金融機関も堅調。
2008/04/18, 日本経済新聞 朝刊, 13ページ, 有, 687文字
リクルートが十七日まとめた二〇〇九年春卒業予定の大学生の就職人気企業ランキングで、全日本空輸が二年ぶりに一位になった。積極採用を続ける金融機関も三大メガバンクがそろって五位以内に入るなど、引き続き人気が高かった。
全日空は〇五年と〇六年の調査で一位だったが、〇七年はみずほフィナンシャルグループに首位を譲っていた。今回の調査では「男女別」と「希望する働き方(総合職・一般職)別」の順位も集計。総合職志向の女性から高い支持を集めたことが「返り咲き」の理由とみている。
金融機関では、三菱東京UFJ銀行が二位、みずほフィナンシャルグループが三位、三井住友銀行が五位に入った。前回調査で三十二位だった損害保険ジャパンが十一位に入るなど、損害保険会社も一般職志向の女性からの支持を集めて順位を上げた。
調査では一般職志向の男性が一五・五%いることも判明。この層のランキングでは東日本旅客鉄道(JR東日本)と東海旅客鉄道(JR東海)が一位と二位を占めたほか、スクウェア・エニックス(三位)、任天堂(六位)などゲーム会社の人気が高かった。
調査は二月後半にネットで実施。一万七千百五十三人から有効回答を得た。
【表】就職人気企業ランキング
〓〓 リクルート調べ、カッコ内は前年順位 〓〓
1(2) 全日本空輸
2(3) 三菱東京UFJ銀行
3(1) みずほフィナンシャルグループ
4(7) 東海旅客鉄道〓(JR東海)
5(12) 三井住友銀行
6(4) トヨタ自動車
7(20) バンダイ
8(35) ソ ニ ー
9(28) 東日本旅客鉄道(JR東日本)
9(10) 松下電器産業
ついでに、私がリクルート在籍時に担当した調査パブリシティで最も各メディア(テレビも含む)に取り上げられたのが「大学新卒求人倍率」でした。
2ちゃんねるに以下のような一覧があったそうです(マイミクのD ∞さんからの情報)。
私が担当したのは、1998年3月卒から2001年3月卒の4年間。
特に歴史的な「求人倍率1.0割れ」の2000年3月卒の時(発表したのは1999年の6月)には、記者発表した当日の「ニュースステーション(今の報道ステーション)」のトップニュースになり、翌日は日経、朝日、読売の朝刊一面をかざりました(過去の最大の栄光w)。
<大学新卒求人倍率推移>
年齢 卒業年 求人倍率 求人数 就職希望学生数
43歳 1987年3月卒 2.34 608,000人 259,500人
42歳 1988年3月卒 2.48 655,700人 264,600人
41歳 1989年3月卒 2.68 704,100人 262,800人
40歳 1990年3月卒 2.77 779,200人 281,000人
39歳 1991年3月卒 2.86 840,400人 293,800人
38歳 1992年3月卒 2.41 738,100人 306,200人
37歳 1993年3月卒 1.91 617,000人 323,200人
36歳 1994年3月卒 1.55 507,200人 326,500人
真の就職氷河期世代
35歳 1995年3月卒 1.20 400,400人 332,800人
34歳 1996年3月卒 1.08 390,700人 362,200人
33歳 1997年3月卒 1.45 541,500人 373,800人
32歳 1998年3月卒 1.68 675,200人 403,000人(←私が担当)
31歳 1999年3月卒 1.25 502,400人 403,500人(←私が担当)
就職「超」氷河期世代
30歳 2000年3月卒 0.99 407,800人 412,300人(←私が担当)
29歳 2001年3月卒 1.09 461,600人 422,000人(←私が担当)
28歳 2002年3月卒 1.33 573,400人 430,200人
27歳 2003年3月卒 1.30 560,100人 430,800人
26歳 2004年3月卒 1.35 583,600人 433,700人
25歳 2005年3月卒 1.37 596,900人 435,100人
ゆとり世代へ
24歳 2006年3月卒 1.60 698,800人 436,300人
23歳 2007年3月卒 1.89 825,000人 436,900人
22歳 2008年3月卒 2.14 932,600人 436,500人
<神楽坂毘沙門天の藤の花>
強い雨の降る中、とてもきれいに咲いていました。
【RICOH R8】