NTTドコモが、ロゴやスローガンなどを一新するみたいですね。
各所で非難轟々ですが、いやいやそんなに悪く言うもんじゃありません。
NTTドコモ(以降新ロゴに従って「docomo」にします)は、いろいろな教訓を私たち庶民にお示しくださっているのです。
そのご託宣の数々を列挙してみましょう。
①docomo様は、私たちに「この世界の多様性」を示してくれました。世の中のトップ企業がみんなTOYOTAや花王や日清のような鉄板企業ばかりだと、つまらないものです。トップ企業でもこういう人間臭い企業があるんだということが、どれだけ世の中に元気を与えてくれるか知れません。
②docomo様は、私たちに「電通がクライアントを食い物にする力」を示してくれました。多分全て電通様の進言の通り良きにはからえという状態になっているのだと思われますが、いやはや電通様は大したものです。とことん食い物にしている様子がよくわかります。
③docomo様は、私たちに「仕事は無難がよい」ということを示してくれました。実際に出てきたものをみると、そう表現するしかありません。「和をもって貴しとなす」を体現しているのでありましょう。誰も傷つけないことが大事だということを教えてくれます。また、日本のトップレベルの仕事でもこの程度のレベルにおさめればよいということを知らしめることによって、「ワークライフバランス」の推進に貢献することを目論んでいるのでしょう。
④docomo様は、私たちに「ネタおよびオリエンテーションの大切さ」を示してくれました。流石のTUGBOATでも、ネタがしょぼければあんなクリエイティブしか作れないのですよね(これは「ドコモ2.0」の話ですが)。
⑤最後に、docomo様は、私たちに「貧すれば鈍する」ということを改めて示してくれました。
では、新しいdocomo様の施策を見てみましょう。
◆しっかり反省している「新ドコモ宣言」
1.ブランドを磨きなおし、お客様との絆を深めます。
2.お客様の声をしっかり受け止め、その期待を上回る会社に変わります。
3.イノベーションを起こし続け、世界から高い評価を得られる企業を目指します。
4.活き活きとした人材で溢れ、同じ夢に向かってチャレンジし続ける集団となります。
◆auに近づいて打倒SoftBankの共同戦線を明示したと思われる「新ロゴ」
◆未来感あふれる「新スローガン」
「手のひらに、明日をのせて。」
◆きれいな言葉を紡いだ「新ブランドステートメント」
これからのドコモが目指すこと
それは、人と人、人と明日を、新しい絆でつないでいくこと。
そのためにまず、
一人ひとりのあなたと、きちんと向き合い、関わり合うことからはじめます。
昨日までできなかったことを、次々とかなえながら
それぞれが今、いちばん必要としていることに、真っ先に応えること。
そして、あなたが生きていく今日を、明日を
もっと気持ちよく、もっとあなたらしくしていくこと。
ドコモは、一人ひとりの手の中で
その毎日を一緒に歩いていこうと思います。
そして、あなたを自由な明日へと導く、新しい扉になろうと思います。
いつでも、どこでも、あなたと明日をつなぐために。
その手のひらから、限りない可能性を広げるために。
■新ブランドステートメント・スローガンサイト
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/about/outline/identity/special/