4月22日 『「温暖化」がカネになる』

最近は紹介ネタばっかりだな(^-^;)


『「温暖化」がカネになる』(北村慶著/PHP研究所)

ISBN978-4-569-69513-6.gif

私は最近、環境問題、エコ関連の本を20冊くらいまとめ読みしましたが、ダントツでこの本がNo.1でした。

amazonのカスタマーレビューの評価も抜群です。
http://www.amazon.co.jp/「温暖化」がカネになる-北村-慶/dp/customer-reviews/4569695132/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1&customer-reviews.start=1&qid=1208961856&sr=1-1#customerReviews

題名や見てくれからは一見うさんくさい本に見えてしまうのが残念ですが、中味は大変な良書であり、環境問題の経済的なカラクリが白日のもとにさらされます。

ハーマン・E・デイリー『持続可能な発展の経済学』(これも必読です!)にも紹介されている「エントロピーの砂時計(通称「レーゲンの砂時計」)」も紹介されるなど、学術的なアプローチもなされており読み応え十分です。

環境問題の解決の本質は、帯のコピーの「金儲けの欲望が地球環境を守る。」に集約されており、人々の“善意”に頼るのではなく、人々の“儲けの欲望”や“損をしたくないという欲求”、そして“かっこ良くクレバーに見られたいという欲求”をうまく活かした形での地球環境の保全を図る、というのが正解なんでしょうね。


<今日の日月&猫さま達>

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【D300+AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED】

Posted by simfarm at 2008年04月24日 00:21