どんどんバカになる

昔は知らないですんでいたことが、どんな情報もネットで簡単に取り出せるようになって、知らないですますことが難しくなりました。

「知」の環が広がれば広がるほど、新たな「未知」も等比級数的に増大してしまいます。

「知らぬが仏」とはよくいったもので、30代の時に持っていたあの妙な自信は消え去って、日々どんどんバカになっていることを自覚して、自信を喪失していくのです。

「なぜ勉強しなければいけないの?」

と娘に問われたら、「しなくてもいいかもね。」と答えてしまうかもしれません(笑)。

しかし、日々自分の知覚の一部が変容していく快感は、人間にとって最上の醍醐であることは間違いないことは、はっきりと伝えたいと考えています。

人生の半分を過ぎた今、世界の知は無限であり、自分が一生に獲得できる知はものすごく少ないことがやっと分かった気がします(アホですね〜w)。

では、その中から、これからの半生においては、どんな知を選択して獲得していくのか?

冗談抜きで真剣に検討しなければなりません。


最近は住宅総研の研究テーマである「環境/エネルギー」の関係から、世界とは何か?日本とは何か?資本主義とは何か?といった超マクロなテーマに行き着いており、関連の本を読みまくっています。

こんな知的遊戯が「仕事」の一部というのは何て幸せなんだろうと思う反面、私は何てバカなんだろうと日々打ちのめされております(TT)。

Posted by simfarm at 2008年08月28日 06:48