[オーディオブックCD] 『世界一おもしろい日本神話の物語』

ブログを書く時間ももったいない日が続いておりますが、これはおすすめなのでご紹介します!

[オーディオブックCD] 『世界一おもしろい日本神話の物語』(鳥遊まき著/パンローリング)

神話

日本神話のオーディオブックで、何とCD7枚セットで¥1,365ぽっち。
260分の普通バージョンが4枚、130分の倍速バージョンが3枚です。

私は倍速バージョンをiPhoneにDLして、移動の際に聞きました。
イザナキ&イザナミの2神の国生みから、ヤマトタケルノミコトによる大和朝廷の全国平定までの日本神話(ほとんどが『古事記』『日本書紀』から)が語られます。
パーツパーツは知っていたものの流れがわからなかったので、ものすごく興奮しながらあっという間に聞き終えました。
ゲームの女神転生(メガテン)にハマった経験のある人にはたまらないはず(^-^)。

ネタバレですが、大筋は以下の通りです。
これを読めばあなたも日本神話通???


<日本神話のヘッドライン>

・イザナキとイザナミがアメノヌボコで海をかき回したら、オノゴロ島ができた。
・女のイザナミが先に声を掛けたので、不完全な子供であるヒルコが生まれた。
・男のイザナキが先に声を掛けたら、健全な国生みができ、淡路島→四国→九州→本州ができた。
・火の神であるヒノカグツチがイザナミの産道を通ったとき、イザナミがやけどをして死んでしまった。
・ヒノカグツチはイザナキに首をはねられる。その首からタケミカズチが生まれた。
・死んだイザナミを追って、黄泉の国に行ったイザナキが、黄泉の国からイザナミを連れ戻そうとして、黄泉の神に地上に戻る許しを得るまで姿を見るなとイザナミに言われたにもかかわらず、待ちかねたイザナキはウジのわくイザナミの姿を見てしまい、それもかなわなくなった(鶴の恩返しの原型)。
・逆にヨモツシコメなどに追われて、命からがら逃げるイザナキ。
・イザナミは黄泉の国の王になってしまう。
・地上に戻った後に、黄泉の汚れを清めるために海でみそぎをした際に、イザナギの左目から生まれたのがアマテラス、右目から生まれたのがツクヨミ、鼻から生まれたのがスサノオ。
・スサノオは母のイザナミを思い泣き続けた。イザナキから地上を追放される。
・黄泉の国に行く挨拶に来たスサノオの乱暴に腹を立ててアマテラスは天岩戸に隠れて、世の中が真っ暗になってしまう。
・アメノウズメの踊りでアマテラスは誘い出されて一件落着。
・スサノオは高天原を追放された途上で、クシナダヒメを救うためヤマタノオロチを退治する。尾からクサナギノツルギがみつかる。クシナダヒメと結婚し出雲の地に居をかまえる
・スサノオの6代目、オオナヌジ(のちのオオクニヌシ)は、サメに毛をむしり取られたウサギを助けたとき、美しいヤガミヒメと結婚するのは兄弟たちではなくオオナヌジだという予言をもらう(因幡の白兎のエピソード)。
・その通りにヤガミヒメからオオナヌジと結婚することを告げられた兄弟たちにオオナヌジは殺されてしまうが生き返る。
・オオナヌジは紀の国(和歌山)からスサノオのもとに逃げる。ススリヒメと相思相愛に。スサノオがオオナヌジに鏑矢を探す試練を与える。オオクニヌシの名を与えて後継として認める。
・オオクニヌシは出雲の国で兄弟たちを家来にし、ススリヒメ、ヤガミヒメなどを妻として、地上を初めて支配。
・スクナビコナ(一寸法師の原型)、オオモノヌシに国の基礎づくりの協力をあおぎ完成させる。
・オオクニヌシなどの国津神から地上の支配を奪取したいアマテラスなどの天津神は、アメノホヒやアメノワカヒコを遣わすが失敗。
・次は剣の神のタケミカズチを遣わす。乗り物はアメノトリフネ。オオクニヌシの子であるコトシロヌシの承諾を得、タケミナカタとの戦い(相撲の起源)に勝利して国ゆずりを完成させる。
・葦原中国(地上)を治めるため天降りをしたのはニニギ(天孫降臨)。従者はアメノコヤネ、フトダマ、アメノウズメ、イシコリドメ、タマノオヤ、三種の神器(ヤサカノマガタマ、ヤタノカガミ、クサナギノツルギ)を持参。
・天孫降臨で迎えに来た国津神がサルタビコ。アメノウズメと伊勢に。
・ニニギはオオヤマツミの娘のサクヤヒメに求婚。醜いイワナガヒメとともに嫁ぐが、二二ギはイワナガヒメを返してしまう。イワナガヒメに永遠の命をウケイが掛けられていたため、それ以降天皇の命が限られたものとなったとされる。
・サクヤヒメはホオリ(山幸彦)、ホデリ(海幸彦:隼人の祖)、ホスセリの3柱の天津神を生む。
・ホオリが兄のホデリと猟具をとりかえて魚を釣りに出たが、釣針を失い、探し求めるためにワタツミ(海神)の宮殿へ。トヨタマヒメと結婚し、無くした釣針とシオミチノタマ・シオヒノタマを得て兄を降伏させた。
・ホオリとトヨタマヒメ(鮫の化身)の間にウガヤフキアエズを生む。
・ウガヤフキアエズは、トヨタマヒメの妹のタマヨリヒメと結婚し、イツセ、イナヒ、ミケヌ、ワカミケヌの四子をもうけた。末子のワカミケヌが、後にカムヤマトイハレビコ、神武天皇。
・カムヤマトイハレビコと兄のイツセは高千穂から東征開始。ナガスネヒコと大阪で対決。イツセが傷を負い紀伊国で死ぬ。
・カムヤマトイハレビコはヤタガラスに導かれ進軍、エウカシ、ヤソタケル、エシキ、ナガスネヒコ、ツチグモなどを征圧して中州を平定し、大和朝廷が始まる。
・景行天皇の皇子であるオウスノミコトが熊襲建兄弟を討伐。熊襲建弟よりヤマトタケルノミコトと命名される。
・次に出雲建も討伐。その後東征を命ぜられ、征圧を果たす。
・伊吹山(岐阜・滋賀県境)へその神を素手で討ち取ろうと出立した途中で白い大猪が現れる。これを神の使いだと無視をするが、実際は神自身の化身で、大氷雨を降らされ死ぬ。
・ヤマトタケルノミコトは白鳥になって飛んで行く。

Posted by simfarm at 2009年03月04日 18:33